乗客の命を預かる会社などがブラック体質であるために起こる悲しい事故。
命に係わる業種でなくても、日本全国にはブラック体質な企業が多く存在しています。
できればそんな会社にはかかわりたくない!利用したくない!就職したくない!と思われる方が多いかと思います。
事前にブラック企業を見破る方法について、ITメディアビジネスで以下のような記事がリリースされました。
知床遊覧船のような「観光ブラック企業」は、どのような特徴があるのか
記事の概要をまとめると、以下のようになります。
- 従業員の個人SNSでの不穏な発言
- 公式ホームページやSNSの更新頻度。
公式サイトのパッと見の出来栄えが良くても、よく見ると何年もブログの更新がされていない。 - 重要な情報すらも更新しない
- 補助金やクラウドファンディングなど集金目的の記事は更新されている
- 顧客目線の欠如
もちろん「会社やサービスが順調で一生懸命やっているので、人手不足でホームページまで手が回らない!」「職人として技術を磨いてきたのでサービスには自信があるが、ネットで発信するノウハウがない」という状況や「ブラックな制作会社にひっかかってしまい、更新したくてもできない。ホームページの状況に納得いっていない」というような事情があるクライアント様ともお仕事をして参りましたので、上記のようなホームページだからと言って絶対にブラック企業だとは言うつもりはありません。
それはITメディアビジネスの記事でも明言されています。
ホームページ制作会社は一見するとブラック企業と分からないようなホームページを作るプロ
私たちホームページ制作会社はクライアント様から依頼を受けてホームページを制作します。
感じが良く、信頼感があり、サービスを魅力的に演出し、競合に勝ってお客様に選んでいただき、集客できるようなホームページを制作するのが仕事です。
ですので、ブラック企業であろうと素晴らしいホームページを持つことは可能です。
ブログやSNSでは嘘を付けない
しかし、ブログやSNSは別です。
制作会社の仕事はサイトを制作して公開するところまでで、そこから先の情報発信はクライアントの姿勢が問われます。
お客様にとっては情報提供は重要なことですが、お客様目線を失ってしまったブラック企業にとってはブログはなんの意味も感じられないと思われます。
それどころか書けば書くほどボロが出る恐れがありますので、書かないように言われている可能性すらあります。社員さんが書きたくても社長の検閲が厳しかったりして、だんだんと書かなくなってしまうこともあるでしょう。
ブログやSNSの代行を外注する方法も
ブログやSNSの代行をお願いされたこともありますが、当事務所ではお断りしてきました。
「忙しくても自分の言葉で発信しなくては!お客様とコミュニケーションを取っていいサービスを提供したい!」と考えている会社さんは、ブログがなかなかかけなくて申し訳ない、と思うことはあっても、外注してでも表面上の体面を保ちたいとの発想はありません。
ブログやSNSの代行をお願いするような会社は、ほぼブラック体質であると言ってもいいと思います。
見た目だけ繕えばいい、お客様への責任は持たない、という考えが根本にあるように思います。
個人的に感じるのは「マニアックなホームページは信用できる」
個人的に感じるのは専門性が高いホームページの会社やサービスは信用できるということです。
会社がサービスにこだわりを持ち、語りたいことが豊富にあり、制作会社としっかりコミュニケーションをとって真剣に制作したということです。
例えば、乗り物の会社なら乗り物の性能やシステムなどが詳細に載っているサイトの会社が安心です。乗り物の説明が少しだけ、実際の写真も少しだけで、どこかで聞いたような感じのいい文章とイメージ写真が多様されているようなホームページの会社は注意が必要です。
まとめ
SNSやブログが更新されていないからブラック企業であるとも、毎日されているからブラック企業でないとも言い切れません。
ただ、ブログやSNSだけで怪しい会社を見抜くのは難しいですが、きちんとしている会社を見抜く大きなヒントにはなるように感じています。
腕のいい業者がホームページを制作したり、SNSやブログの代行をすると、ブラック企業のあやしさはきれいに隠されてしまいますが、注意深く見ると内容が浅かったり、専門性に乏しかったり、情報更新が遅かったりしますのでひとつの参考にしていただければ幸いです。