ChatGPTというチャットツールが登場し、ネットで話題になっています。
登録の仕方はこちらを参考に。
https://kigyolog.com/article.php?id=1758
ChatGPT に日本語版はありません。英語版に日本語で質問を入力すればOK
早速質問をしてみました。
まるで人間のように要領を得た会話をしてくれます。
主語のない質問をしても、前の会話を踏襲して、補った回答をくれます。
調べ物が格段に速く便利になる
今までは検索して出てきた記事を一つ一つ読んだり、取捨選択したりして、これが正しいだろうと思う情報を選り分ける作業が必要でした。
しかしChatGPTはかなりの精度で的確な返答をくれますので、調べ物の手間がぐんと減る印象です。
最近の事や未来の予想はできない
競馬の予想をしてもらおうと思いましたが駄目でした。悲しい。
知ったかぶりをする弱点も
ChatGPTの最大の弱点が「知ったかぶり」です。
分からないならわからないと言ってもらえればいいのですが、さも正解かのような回答をするのだそうです。
ChatGPTは事前に学習した内容から答えを生成しているので、答えられないと学習している内容以外は知っている知識でなんとかそれらしい文章を生成しようとしてしまうのです。
検索できないレベルの知識の分野はChatGPTも使えないと予想
「調べるにも何から調べたらいいかわからないほど分からない分野」というのがあります。
私自身、まさかそんなことから?!というような質問を何度も受けたことがありますし、懇切丁寧に説明しても「言ってる事がわからない」「そんなボタンない」「なにもしてないのに変な事になっちゃった」と相談される事が多々あります。そのたびに、相手に知識がない分野の説明をすることの難しさを痛感します。
ChatGPTはかなり丁寧に説明してくれますが、実際にそういった質問を受けている身としてはまだまだ甘いと感じます。
おそらく今後ChatGPTが普及したとしても「ChatGPTでこう出たんだけど、どういう意味?どうすればいいの?」と専門家や業者に質問する人は多いのではと予想しています。
これはAIがボタン一発で、人間の代わりに手続きなりトラブルシューティングなりをしてくれない限りは解消できない問題だと感じます。
通販やお店選びもChatGPTになる??Google広告はどうなる??
通販やお店選びについては、おそらく現時点ではChatGPTを使う事はほぼないと思います。
調べものやAIを使った文章作成とネットショッピングやお店選びは別と感じます。
結果を早く知りたい調べ物とは違い、買い物は結果ではなく選ぶ過程も重要だからです。それはリアルな生活を見ても分かります。
人々はどんなに便利になってもスーパーなどのお店に行って、実際に商品を見て、ああでもないこうでもないと選ぶのが大好きですし、そうするからこそ納得してお金を払うことができるのだと思います。
家電量販店の店員さんはプロフェッショナルですので意見を参考にすることはあっても「あなたが言うのを買うから選んで」とは言いません。よっぽどの常連さんやお金持ちなら言うかもしれませんが普通はなかなかないと思います。
試しにChatGPTにショッピングやお店選びの質問をすると「ググれ」と返答されました。
ショッピング向けのチャットシステムが出るとGoogleはかなり苦しくなると予想
しかしChatGPTがもっと発達すると店員さんに質問するような感覚でショッピングにも使えるようになると予想しています。
例えば「●センチ×●センチ以内の冷蔵庫で日本メーカーのもの、色はピンクで省エネ。20万円以内、3年以内の新製品はどれですか?」と質問すれば候補を絞ってくれるとか。
ユーザーとしては現在のGoogle検索で比較検討するよりはるかにスマートで簡単な導線になりますので、将来的にはChatGPTなどのAIをつかっての購入検討が一つのマーケットになる可能性もあります。
そこで困るのはGoogleです。チャットですいすいと正解を提示されてはGoogleの収益の大きな柱であるWEB広告を出す隙がなくなってしまいます。
調べ物はチャットに取られても、ショッピングだけは取られたくないと必死になっているのではないでしょうか。
GoogleもチャットAIを開発しGoogle離れを防いだのちに、チャットAIの有料化と無料の場合は広告を出すようになると予想
多くのSNSが通った道ですね。この世のすべての無料ツールは広告を表示するために存在するのです。
まとめ
- ChatGPTは日本語版があるわけれなはく、英語版に日本語を入力すればOK
- ChatGPTは競馬の予想はできない
- ChatGPTは調べたい分野についてある程度知識があり、理解している人でないと使えなさそう
- ショッピングやお店選びは検索して自分で比較検討する方法がしばらくは継続しそう
- 今後ショッピング向けのチャットシステムが出てきたらGoogle一強の風向きが変わるのでは?
- チャットAIは今後、広告が掲載されるようになる。広告が嫌な人は有料化するようになる。