Google広告(YouTube広告も同様)で、以下のような「お客様の広告は制限されており注意が必要です」と表示されてしまう事があります。
ステータスは「有効」になっていますので配信はされているようですが、表示回数、視聴回数ともに0回となっています。
これでは広告の意味がありませんので、調査を行います。
広告する事業内容によっては制限がかかってしまいます。
これは広告内容の問題ではなく、広告する業種の問題になってくるようです。
有効(制限付き): 定義 グーグル広告ポリシーヘルプヘルプ(公式)
Google 広告のポリシー(アルコール、著作権、ギャンブル、ヘルスケア、商標など)により、特定の地域、年齢、デバイスに対する広告の表示が制限される一部の種類の広告については、「有効(制限付き)」とマークされます。
当事務所で扱う可能性がある商材は「アルコール」「ヘルスケア」が該当します。
アルコールは日本では広告が認められていますので、リスティング広告であれば未成年への販売を行わない、通販できる酒販免許があるなど日本国内の法律を守ればOKです。
問題は「ヘルスケア」です。病院、整体、マッサージ、薬局など健康に関わる全ての業種が該当します。
ヘルスケア、医薬品の広告ポリシー Google広告ポリシーヘルプ(公式)
Google はヘルスケアおよび医薬品に関する広告規制を遵守するよう努めており、広告とリンク先では適切な法律と業界基準を遵守する必要があります。
医薬品メーカーのGoogle広告
- 医薬品メーカーが処方薬を宣伝できる国は、カナダ、ニュージーランド、アメリカのみ。日本では認められていません。
- 市販薬の広告につては日本でも認められています。
- 医薬品メーカーが広告を掲載するには、Googleに申請を行い認定が必要です。
以下の場合は広告が認められません。
- 処方箋なしで処方薬を販売する薬局の広告
- 許可されていない地域を広告ターゲットに設定すること
妊娠に関する広告
不妊治療などの広告を行う場合にも注意が必要です。
Google広告の規定では「妊娠・中絶・避妊に関する規制」にあたります。
- 日本は妊娠についての広告を行う事が認められています。
- 妊娠中絶に関する広告が許可されていない国で、該当の広告を掲載した場合、その広告は「有効(制限付き)」に分類されます
- 妊娠中絶に関する広告は、ステータスが「有効(制限付き)」であっても、Google ディスプレイ 広告には表示されません。
実際にヘルスケアで「有効(制限付き)」に振り分けられた例
実際に女性向けの治療院が有効(制限付き)広告に振り分けられてしまいました。
避妊についての広告ポリシー
このポリシーに違反しても直ちにアカウントが強制停止することはないとのことで一安心ではあります。
健康についての広告ポリシー(パーソナライズド広告の場合)
パーソナライズド広告とは、年齢や性別を指定して広告を配信することです。
広告文を修正してみる
妊娠中絶に関する広告が許可されていない国で、該当の広告を掲載した場合、その広告は「有効(制限付き)」に分類されます
とのことですので、今回は日本の一部地域だけでの配信ですので制限付きにならないはずです。
ただ、
身体的または精神的な健康状態(疾病、性に関する健康、長期的な治療や管理を必要とする慢性的な健康障害を含む)
身体のプライベートな部位(性器、腸、泌尿器など)に関係する健康問題
このあたりに抵触している可能性があります。
広告文に「妊娠」「不妊」「持病」などが入っていました。
これが原因かもしれませんので、遠回しな言葉に修正して再審査依頼をしてみます。
こちらで様子をみてみます。