ホームページをホームページにするのがコーディング
ホームページ制作に必要な3つの技術を紹介してきました。
ホームページ制作に必要な要素
のうち、今回は「コーディング」について記述します。
コーディングとは「プログラム言語を使ってソースコードを完成させる作業」を指します。プログラミングはプログラム設計も含めた作業を言いますので、コーディングはプログラミングの中の一部の作業と言えます。
「コード+ing」 ですので「コード化する作業」ということです。
ホームページ制作におけるコーディング
ホームページ制作について具体的に言いますと、デザイナーがデザインしたホームページの完成形をパーツに分解し、Webで表示される適正な形にプログラムコードを使って配置します。
それにより
- Googleなどの検索エンジンにホームページの内容がクロールされるようになる
- ボタンをクリックすると画面遷移することができる
- スライドやマウスオーバーなどのアニメーションをつけられるようになる
- PC版、スマホ版、タブレット版など端末ごとに最適なデザインを表示できるようになる
- お問い合わせフォームなど相互コミュニケーションが取れるようになる
と、ホームページ制作の仕上げともいえる作業です。
見た目はこんな感じのホームページですが↓
実はこういうソースコードで構築されています。
ソースコードは基本的に誰でも見ることができ、ホームページの画面を右クリックで表示することができます。
コーディングとプログラミング
ホームページ制作の現場に限った事でいえば、体感的にですが
コーディング=HTMLやCSSを使った静的なコーディングと、ワードプレスのCMSカスタマイズ程度の簡単なPHP、JavaScriptを使用したスライドなどの単純なアニメーションを構築する
プログラミング=高度なJavaScript、PHP、C++、Unityなどの言語を使用して、命令を受けて自走する動的なプログラムコードをゼロから構築する
という違として感じています。
コーダーに必要な特性
WebディレクションやWebデザインが「気を利かせる」「ユーザーの立場に立って工夫する」ということを中心に進めていくなら、コーディングは「決まったことを正確に再現する」事が求められます。もちろん気を利かせたり、おかしなところや気になるところを確認したりは大切ですが、基本的に勝手に仕様を変えたりはできない工程になります。
WebディレクションやWebデザインが発想力や柔軟性を求められるとすれば、コーディングは言われた事をカチッと正確にこなすのが好き!という人に向いているのではと思います。