Google検索対策(SEO)はGoogleの判断基準がブラックボックスのため、どうすれば上位表示できるかはっきりしたことは言えません。
しかし、「上位表示のためならず。ユーザーの使いやすさを追求した結果が順位に表示される」との指針と「ホームページは専門性、権威性、信頼性を重要視する」との声明は発表されています。
使いやすさのひとつの指針としてGoogleは「専門性」を重要視
ホームページを検索上位表示させるのにはホームページのテーマを絞る=専門性が重要
例えば、チャーハン専門店に入った際に、ラーメンや八宝菜や麻婆豆腐、プリンやケーキがあったらどうでしょうか?チャーハン専門店ではないと感じると思います。
でも、ほとんどがチャーハンのメニューで、餃子とザーサイと杏仁豆腐があるくらいだったらチャーハン専門店と感じるかもしれません。
この線引きは非常にあいまいですが、専門性を出すには一つの事に特化するのが重要となります。
ここで当デザイン事務所の例ですが、当デザイン事務所は二次元の集客ツールであれば、なんでもデザインしています。
WEB関係
- ホームページ制作
- ランディングページ制作
- ネットショップ制作
- 広告運用
- SEO対策
紙媒体
- パンフレット
- チラシ
- ポスター
- 名刺
- メニューなどの店内ツール
- フリーマガジンなどの掲載広告
看板関係
- 看板
- のぼり
当事務所では上記が全て対応できますが、SEOの観点ではこれら全てを同等に掲載してデザインの面で専門性が出せるかはGoogleの専門性の判断次第となります。
もしかしたら、
WEB関係→ホームページ制作会社、WEBデザイナーの専門性
紙媒体→印刷会社、グラフィックデザイナーの専門性
看板関係→看板屋の専門性
と判断されているかもしれません。
その場合、この全てを同等に検索エンジンで上位表示させようとすると専門性の分散を招き大失敗をしてしまいますので、この中でも特に力を入れたい「ホームページ制作」をメインとしてサイトを構築しています。
できれば複数のキーワードで上位表示されて欲しいですがSEO対策は競合がいることですので、より専門性の高い方が上位に表示されるとすれば、キーワードやテーマを絞る事は大変重要です。
既にあるキーワードで評価されているドメインに、別キーワードを入れる際は慎重に!
例えば「喫茶店をやっているのだが、趣味の手芸を教える教室を開きたい」という場合。
既にあるホームページが「喫茶店」で評価されているのに、ここに「手芸教室」を入れてしまうと、Googleに「喫茶店の専門性が下がった」と判断され、喫茶店のキーワードでの順位が下がる可能性があります。
こちらとしては、喫茶店の奥さんが手芸教室を開くのは何もおかしくない!と感じるかもしれませんが、Googleがどう判断するかはGoogleにしかわかりませんので、慎重になった方がよいとお勧めしています。
Googleに関連性のないキーワードであると判断された場合、両方での上位表示はまずありえないと思ってください。どちらかひとつ、あるいは両方の順位が下がる可能性がとても高いです。
メインのキーワードを1つに決め、それを邪魔しない程度で他の取組みを紹介する程度でしたら良いと思いますが、メインのキーワードを別業種で2つ以上にしてしまうのは、専門性の分散を招き、一番表示してほしいキーワードで上位表示されなくなる可能性があります。
同じ業種で複数の店舗がある場合
例えば、和食料理店で複数店舗展開している場合。
これは無理してそれぞれの店舗で別ドメインで運用しなくても問題がない場合が多いです。
特に以下の場合は、一つのドメインに各店舗のページがある形をとり、広告を併用しながら集客する方が多いです。
- 既に運用しているドメインが「和食料理」で上位表示されている
- ホームページの作り込みがしっかりしており、集客力がある
- ブログを書ける人が限られており、一つのサイトを重点的に更新した方が長い目で見て効率がいい
ただ「飯田市 和食」「諏訪市 和食」「長野市 和食」など、離れた地域のキーワードでいち早く上位表示をとのことでしたら、別ドメインで運用した方が早く上位表示される可能性が高いです。
同業種内で別ジャンルのサービスを複数取り扱っている場合
「和食料理とフレンチレストラン」「女性向け美容院と男性向け理髪店」など、同業種で別ジャンル・別ターゲットのサービスを扱う事も多いです。
この場合はかなり迷うところです。
SEOの視点だけではなく、
- お店のコンセプトの違い
- 集客地域の違い
- ターゲット(性別・年齢など)の違い
をよく考えて検討することが必要です。
デザイン的なところで言うと、ターゲットやお店のコンセプトに合わせて分けた方が、訴求力はアップすると思います。
同じターゲットでも別ジャンルのサービスを取り扱う場合
「手芸教室と喫茶店」「おもちゃ屋と子供向けの習い事」「ヨガと鍼灸院」など、ターゲットやベネフィットは同じでも、業種が違う場合。
この場合は「飯田市 手芸教室」で上位表示させたいか?によります。
すでにそのドメインが「喫茶店」というキーワードでGoogleに評価されている場合、手芸教室のキーワードではまず上位には上がってきません。
先述した通り、もし「手芸教室」のキーワードを強くすれば、「喫茶店」のキーワードでの評価が下がります。
メインのキーワードを強くする関連性の高いキーワードかどうかの線引きは本当に難しく、Googleが判断基準を公開していない上に、定期的にバージョンアップしていますので正解はありません。
SEOで上位表示を狙いたい場合で、専門性の線引きに迷ったらドメインを分けた方が確実というのが今のところの対策だと思います。
まとめ
ホームページの専門性はSEOに非常に強くかかわってきます。
正解がありませんので迷う事もあると思いますが、検索上位を強く望むのでしたら別ドメインでの運用をお勧めいたします。