ホームページに掲載するモデルさんの顔の著作権

ホームページに掲載する「人」の顔

ホームページのファーストビュー、メイン写真のデザインについて「人の顔写真で目が合う写真を使用すると訴求力が高まり滞在時間がアップする」とよく言われます。
業種によりますが、ネットショップやサービス系のサイトですとほほ笑んだ人物の顔と目が合うビジュアルが好まれます。

ファッション誌の表紙でよく使われる手法です。
こちらのファッション誌の電子書籍サイトを見ていただければ一目瞭然です。

AIが作成した架空の顔写真を悪用した「お客様の声」

ご存知のように顔写真には肖像権があり、レンタルフォトサイトから正常な手続きをしてモデルさんの写真を購入したとしても、禁止されている事項があります。

例えば、公序良俗に反する媒体への使用やセリフと言わせること。
昔、同僚から「以前の職場でモデルさんに『私はだれとでも〇〇しちゃうよ♡』というようなセリフを付けた広告を出したら、その方のお父様から猛烈なクレームが入ったことがある」との話を聞きました。
顔写真は制作会社にとっては素材ですが、誰かの大切な生身のお体をお借りしているのです。

そういったクレームが入らないのがAIで生成した架空の顔写真です。
それをいいことに虚偽のお客様の声、経歴、スタッフなどに悪用していた会社が発覚しました。

架空の顔で「お客様の声」「大満足」…AIで生成、90サイトで宣伝に悪用

口コミサイトの信頼性につきましては、以前ブログで触れましたが、本物で正直であれば信頼度がアップする半面、いくらでも捏造ができてしまうため、評価が分かれる局面となっていると感じます。

上記の記事で取り上げられた会社も、読売新聞の取材を受けて該当箇所の削除をしただけで、処罰されてはいません。

まとめ

当ホームページ制作事務所では様々な経験を経て、独自に以下を決めています。

  • レンタルフォトのモデルさんでもPhotoshopで顔を極端にいじる事は極力しない(影を消す、ほくろを消す、などの軽微なレタッチは行います)
  • お客様の声をレンタルフォトのモデルさんのセリフのようにデザインすることは避ける。折角のお客様の声が嘘くさくなりますし、声を寄せてくださったお客様にも失礼と考えます。
  • お客様の声にアイキャッチが必要な場合は、イラストを使用し、アイキャッチがイメージであることが閲覧者に分かりやすくする。
  • モデルさんを使用して虚偽のスタッフや経歴をでっちあげることはもちろんしません。依頼があってもお断りをいたします。
  • お顔写真が必要な時はしっかりと撮影をさせていただきます。
  • お客様の声でお顔出しNGの方にはお顔にイラストを載せさせていただくなど、黒目線やモザイクといった処理以外で対応させていただきます。(黒目線などはあまりよいイメージがないため。また知り合いなどにはバレてしまう可能性があるため)

ホームページや広告での演出は必要ですが、人として失礼がないか、嘘がないか、これを見た人はどういう気持ちになるかをしっかり肝に銘じなければならないと感じました。