以前から話題になっているGoogleのサードパーティーCookieの廃止が、2年近く延期になるとの発表がありました。
当初の2022年1月から2023年後半までの延長だそうです。
プライバシー保護と独占禁止法
Cookieについての議論は様々な側面があるようです。
ユーザーのアクセス情報を収集すること、利用すること自体がプライバシーの侵害(各種プライバシー保護団体)
ユーザーの同意なしにアクセス情報を使用することは独占禁止法違反の疑いがある(日本 公正取引委員会)
2019年8月29日、公正取引委員会は「デジタル・プラットフォーマーと個人情報等を提供する消費者との取引における優越的地位の濫用に関する独占禁止法上の考え方(案)(以下、考え方(案))」を公表しました。
Googleの広告事業に関する独禁法調査を開始(欧州委員会)
欧州委員会も2021年6月22日、Googleの広告事業に関する独禁法調査を開始すると発表し、Googleが競合に対し、Webサイトやアプリでの広告目的でユーザーデータにアクセスすることを制限することで競争を歪めているかどうかを特に調べると語った。
英国の競争規制当局は法整備を行った上で、情報収集を続けるべきとの考えを表明
Googleをはじめとする巨大なテクノロジー企業の台頭により、世界各国の競合規制当局は新しいアプローチを必要とする新たな課題に直面している。
そのため、競争・市場庁は世界をけん引して強大なテクノロジー企業と連携し、消費者の利益のためにこれら企業の行動を方向づけ、競争を保護する取り組みを進めている。
Googleから受け取った契約に同意した場合、これらの契約には法的拘束力が生じるため、デジタル市場での競争を促進し、ユーザーのプライバシーを保護しながら、広告を通じてオンライン上のパブリッシャーが売上を確保する権利を保護する助けとなるだろう。
グーグルのトラッキングクッキーのサポート終了は英国の競争規制当局が同意しない限り実現しない
プライバシー保護団体の主張は分かりやすいですが、独占禁止法に抵触するとの考えや法整備の動き、EUを離脱して欧州での競争力を強化したいイギリスの動きなど…ただのプライバシーの問題だけではないと感じました。
FLoCの試験運用は一旦終了に
サードパーティーCookieの廃止と同時にFLoCの試験運用の一時停止も発表されました。
FLoCに関しては多くのプライバシー擁護団体から非難が相次ぎ、各種ブラウザも技術を有効にしないと発表していました。
大逆風の中の試験運用でしたので、終了はやむを得ないと感じます。
もしかしたらこのまま終了、または大幅に改修され、違う技術としてリリースされる可能性があるのではないでしょうか。
まとめ
相変わらず迷走しているGoogleのサードパーティーCookieの廃止とそれに替わる技術開発ですが、一方でGoogleの透明性が増しているとの見方もあります。
私たちWEB制作会社やWEB広告を扱う代理店は当面の見通しが立たず気が気ではありませんが、引き続き正確な情報をキャッチするよう努めたいと思います。

飯田市でホームページ制作・広告運用をサポート|デザインスタジオiR
牧内理恵
まきうちりえ
飯田市在住、広告制作歴20年以上。これまで200名以上のクライアント様と向き合い、100件以上のサイト制作を手掛けてきたデザイナー兼エンジニアの牧内理恵です。御社の強みを引き出し、業績アップに繋がるWebサイト・ネットショップ・販促ツールをご提案します。拠点とする長野県内はもちろん、全国各地からのご依頼にも柔軟に対応しております。
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