E-A-Tの高いホームページとは

前回、GoogleのSEOにおける「E-A-T重視」とはがテーマでした。今回は具体的に、ホームページ制作業者に任せる技術的な部分以外でどういうことをすればいいか?について掘り下げてみたいと思います。

まず、おさらいです。

Googleで検索順位を上げるには「専門性」「権威性」「信頼性」(E-A-T)が重視される

  • 専門性…専門の分野に特化したホームページ
  • 権威性…ホームページの主の肩書など本人の地位・影響力
  • 信頼性…ホームページの主が他人に信用されているか

という点が、ホームページを上位表示させるためには重要とされています。(2021年3月現在)

専門性を高めるなら、ジャンルの特化

まずはホームページの専門性を高めるのに有効とされている方法をご紹介します。

  • 特定のジャンルに特化する
  • ターゲットや扱う商品、コンセプトやテーマを絞り込む
  • 専門知識を分かりやすくコンテンツに落とし込む
  • 自分が専門家ではない場合、専門家から寄稿してもらう

専門性は、権威性・信頼性に比べて取組みやすいと思います。

しかし、専門性が高ければいいんだね!と、意気込んで専門用語を羅列した難解なコンテンツを作成するのは逆効果ですのでご注意ください。
分かりやすく一般の人が話すような簡単な文章に落とし込んだコンテンツや、答えが明確なコンテンツが専門的であると評価される傾向にあります。

専門知識の掲載は量より質・分かりやすさがもとめられています。質のいいコンテンツを増やすことを目指しましょう。

権威性を高めるなら、肩書・経歴・人気

権威性はいわゆる「肩書」「ハク」「地位」といったような、誰が聞いても「あ!すごい!」と思える情報です。

これはホームページでの演出やネット上の見せ方の云々ではなく、完全にサイト主の方のリアルな努力や影響力が物を言う要素となります。

  • 肩書や経歴、会社概要を明確に表記する
  • 公共機関のサイトや学会のホームページなど権威のあるサイトから被リンクをしてもらう
  • SNS(特にFacebook)で圧倒的な人気を得る(サイテーションを得る)

サイテーションというのは「ネット上のニュースメディアやSNSやブログなどで話題になること=バズり」とご理解ください。

Googleは「FacebookやSNSで人気がある」「ネットバズる」というのを「影響力がある=権威がある」と考えています。
(人気があるってことは信頼性が高いってことじゃない?とも思ったのですが、人気がある情報が正しいく検証されていて信頼性が高いとは限りませんので、影響力がある=権威があるという判断になります。)

なぜここでFacebookを推すかといいますと、

  • 実名登録であること(信頼性)
  • 世界5大IT企業「Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft」に入っている(権威性)

という信頼性と権威性が満たされているSNSであるからです。

それともう一つ。
当制作事務所が検索順位1位になった理由がおそらく、Facebookでバズったのがきっかけになったと思われるからです。

Facebookに個人アカウントで登録をし、事務所のホームページを自分のサイトとしてプロフィールに入力して連携していたのですが、幸運にもいろいろとバズってFacebookの友人が1000人を超え、記事が毎回700いいねを獲得するようになった時、検索順位3位から一気に1位になりました。

ポイントは私が個人事業主で自分のサイトに自分の名前を記載しており、バズったのがFacebookの個人アカウントであったということです。
おそらく「このホームページ制作事務所の牧内理恵という人間は実在し、影響力がある」とGoogleにとらえられたのだと思います。

もし会社のホームページで再現するなら、企業のアカウントでバズる必要がありそうです。

2022年6月追記

FacebookよりもYouTubeの方が影響力がありそうです。
詳しくはこちらをご覧ください。
ホームページのSEOにはブログが効く!という実験結果

信頼性を高めるなら、第三者による検証

「僕はこういう資格を持っているし、専門的だ!」だけではただの独りよがりの自慢ホームページとなってしまいますのでGoogleも評価してはくれません。

コンテンツの信頼性・信憑性とは第三者の証言があってこそですので、自分の考えだけで完結させたり、自社ホームページ内でどうにかしようとせず、第三者によって検証されているか、見る人が安心するかを意識することが大切です。

  • 考えの根拠や情報の出どころを詳しく開示する
  • 専門性の高いサイトや権威性の高いサイトや書籍から引用をする
  • 実際の顧客からレビューを集める
  • 専門家や同業者からの推薦を載せる
  • プライバシーポリシーを設置する

など、第三者との関りやサイトの立場を明確にし、信頼性・透明性を高める事が求められています。

ただし、引用をした場合は以下が重要です。

  • 引用元を明記する
  • 引用元のホームページへジャンプするリンクを張る
  • 引用を表すhtmlコード<blockquote>〜</blockquote>を使用する

これをしないとただのパクリとなってしまい、著作権的に問題があるのはもちろん、ミラーサイトとみられて未来永劫、検索にかからなくなってしまいますのでお気をつけください。

そしてもう一つ。信頼性を高めるために役に立つのでは?という方法があります。

Googleにて広告を運用する

人によってはネガティブなイメージがあるWEB広告ですが、

  • 広告を使う→Googleのビジネスパートナーとして認知される→信頼性がアップする
  • 広告を使う→アクセスが増える→人気がある影響力のあるサイトとみられ権威性がアップする

というシナリオが考えられます。

そもそも広告をしないとホームページへの安定したアクセスが稼げず、上位にくるのは難しくなります。
「上位表示されないと上位表示されないよ。だから広告で上位表示してね。」というわけです。

このうように、検索上位を狙うなら広告運用は不可欠、広告なしで新規サイトの上位表示は成し遂げられないというシステムをGoogleが整えてしまっていると感じています。

ただ、WEB広告の知識なく広告を始めますとお金をたくさんつかってしまったり、思った成果が得られない事がありますので、必ず知識のある信頼できる人に相談するようにしてください。

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