リスティング広告・YouTube広告の予算設定のめやす

WEB広告は、いくらかければどのくらいの結果が得られるか決まっていません

よく「リスティング広告・YouTube広告にどのくらいの予算をかければいいですか?」との質問をいただきますが「とりあえずやってみるしかないです」とお答えしています。

WEB広告はAIが運用しており、競合の広告予算やホームページの評価の高さ、扱う商品についての検索数が多い少ないなど、その瞬間、瞬間で複雑な数値が絡み合って表示されていますので、事前にいくらでこのくらいの露出が得られますとは言えないのです。

ですので、おすすめは個人の方なら1日100円、企業さんなら1か月1万円・・・などの低予算から始めてデータを蓄積し、チューニングを行う方法です。

イメージとしては「1日100円で1クリックだったので、1000円で10クリックになる」というよりは「1日1000円になれば10クリック以上になる可能性が高い」と考えられていますので、チューニングを行う中で徐々に予算を変更することで効率的に運用できます。

実際に運用してみた結果を参考にしてください

実際に運用している当事務所の広告、2022年4月1日から4月30日までの結果です。
これはすでにチューニング済みのものになります。色々細かい設定があるのですが今回は説明を省きます。もう少しよくできるかもしれませんがなかなか手が回らず…。それでもこんな感じになりました。

1日の予算は合計300円

1か月にかかった金額は8626円

8626円÷30日=287.53円

このように、1日300円の予算で検索広告やyoutube広告を出稿してもぴったりになるわけではありません。ちょっと多かったり少なかったりします。予算はあくまで予算であり、予算を踏まえてAIが運用をおこないます。

もしあまりに予算に満たない場合は、広告設定や、予算額、AIの学習など何かしらの問題がありますので、チューニングが必要です。

項目別 かかった金額

予算は以下でかけていました。

実際の運用結果がこちら。上3つがYouTubeの動画広告、一番下がリスティング広告(検索広告)です。
動画広告はおおむね予算どおりです。検索広告が極端に消化金額が低いです。

検索広告は 50円/1日の予算で1か月間に20クリック

検索広告は競合が強く、1日500円くらいの予算をかけないとまともに表示されなかったので、あきらめて1日50円の予算で細々と運用しています。

50円×30日=1500円 の予算ですが、880円の消化と、予算を大幅に下回っているのがわかります。
これは予算が足りないために表示機会を逃してしまったためと思われます。

YouTube動画広告は 250円/1日の予算で1か月に84クリック

動画広告は3つのグループで運用していますので3グループの合計で計算します。

クリック単価は検索広告の方が安く効率的ですが、表示回数を比べてみると

  • 検索広告 631回(1.4円/1回)
  • YouTube広告 17378回(0.45円/1回)

と、動画広告の方が露出が圧倒に多いことがわかります。
ただ、これは「表示された」というだけのことで、ちゃんと見られているかはわかりません。自分が動画を見ているときのことを考えると、動画広告はまだしも、欄外のテキスト広告は一切みていませんので…。

まとめ

※以下の所感は商材や条件によりますので一概にはいえません。あくまで今回の結果に準じています。

検索広告

まずは1日300円、1クリック30円くらいの予算から始めるのがおすすめです。

低予算では露出は絞られますが、確実に欲しい人、見たい人が検索しているのでクリックしてもらえればコンバージョンする可能性はYouTube広告より高い。

商材やサービス、競合の出資の仕方によっては高額な予算が必要になるのでチューニングが必須。ほったらかしにはできませんし、専門知識が必要です。

YouTube広告

1日100円の予算でも1日200~250回ほどの露出が見込めました。クリック数は1日約1クリック。

低予算でも地域を限定するなど全国的な競合が入り込めないところを狙えば露出できるが、見たくない人にも見せるのでスルーされている可能性があります。
露出は多いがコンバージョンする確率は低いです。

とにかく知名度をアップしたいという場合は、負担にならない予算で「〇〇といえば▲▲にお任せください!」というようなずっと同じCMを流し続けるのが良いと思います。

焦らないのが一番!焦るような金額を最初から投じないのが大切です。

WEB広告はお金を垂れ流すようでいや!という気持ちはよくわかります。
しかし最初からうまくいくものでもありませんし、焦りは禁物です。
最初は結果がでませんので、焦りがでてしまうような金額を最初から投じない事が重要だと思います。

最初は負担にならない金額でデータを集めて、いまだ!ここだ!わかってきたぞ!というところで必要に応じて増額するという方法で、地道によい広告環境を作り上げていきましょう。

コンバージョン数から広告予算を算出する公式

1日1件の問い合わせが欲しい

以上のデータを踏まえ、1日に1件の問い合わせが欲しい場合。いくらぐらいの予算を出せばいいのか?という計算をしてみます。

一般的にコンバージョン率は1~2%と言われています。
1%だと仮定した場合、1日に100セッションあれば1日に1回問い合わせがくることになります。

当事務所の場合はご依頼以外のセッションがほとんどなので100%広告に頼ることになります。

1日100円の予算で1クリックでしたので、1日100クリックを達成するには単純計算で1日10000円の予算が必要となります。1か月で30万円…多くの企業さんにとっては現実的な金額ではありません。

ただ、コンバージョン率を2%と計算した場合、半分の5000円の予算になります。
頑張ってサイトを良くしてコンバージョン率を5%まで上げれば、1日2000円の予算でOKという計算です。

広告費用を抑えるためにはコンバージョン率をアップすること=サイトの作りこみが不可欠となります。

最初から1日に10000円の予算をかけるのは無謀です。上記の計算は単純試算であって、そんなにかけなくても期待した効果が得られる場合が多いからです。
やはり最初は1日100円からでも動かしていき、クリック率やクリック数を見ながら、サイトにも手を入れながら徐々に金額を調整していくのがよいでしょう。

1か月に3件の問い合わせが欲しい

また「1か月に3回の問い合わせでいいので1日10クリックで構わない」という方もいらっしゃると思います。そうすると「1日1000円の予算」というめやすが立ちます。

ただ、コンバージョン率というのはある程度のセッション数がないと確率が下がります。
セッション数1%という数字は「100人来たら1人問い合わせる。1000人来たら10人問い合わせる」というイメージよりは「100人きても0人。1000人来たら10人」というイメージです。

問い合わせ数が少なくて良いからとセッション数も少なくていいわけではないので注意が必要です。