ECサイトにおけるTikTok広告の活用方法

TikTokとは

ショート動画を投稿できるSNSです。世界で10億人を突破、ダウンロードランキング1位。海外では大人気のかなり勢いのあるプラットフォームです。

若者が踊っているだけ、というイメージがありますが、現在はエンタメ、日常系、教養や購入商品レビューなどコンテンツが多様化しています。

ユーザーは3人に一人が25~44歳、主婦層が多いとのデータがあります。
新たにTikTokへ入ったユーザーはのめりこみ、TikTokの視聴時間を延ばす傾向にあります。

TikTokはもはや「若者専用の場所」ではないのです。

また、ユーザーは1日に約1時間視聴、フルアテンション視聴(視覚、聴覚での視聴)が多く、ながら視聴は10人に1人とほとんどのユーザーがTikTokに集中して、没頭してみているとのことです。

TikTok売れ

日本でも日経トレンディ2021年ヒット商品で「TikTok売れ」というキーワードが1位になりました。
自分の欲しいものを吟味して買うから、たまたま出会ったものを気に入って買うという購買行動に移ってきているようです。

「無名なもの」「これからトレンドになるもの」にいち早く出会えるのがウケているとのことです。

様々な業界でのマーケティング活用が進んでいます。

TikTok売れが起こる理由

おすすめ視聴

TikTokはおすすめを視聴するスタイルが主流です。
ユーザーが選んだものではなく、AIがレコメンドした動画がどんどん流れてくるやり方で、たまたま商品に出会う事が自然に起こりやすいメディアです。

また、没頭して見ている人が多いので、出会った商品を瞬く間に気に入ってしまうという現象が起こりやすい環境なのです。

広告からECで買い物をすることに抵抗がないユーザーが多い

TikTokユーザーはソーシャルメディアから受ける影響が高く、3人に1人が広告からECサイトへアクセスして購入した経験があるなど、広告から買い物をするのに抵抗がないユーザーが多いようです。

また、コスメなどの美容からグルメ、本などの教養ものまで幅広い商材が売れているようですが、やはり流行感度の高い女性ユーザー向けの商材が向いている印象です。

TikTokで買い物をするために視聴しているユーザーもハッシュタグを見ると多い事が分かります。

TikTok for Business で広告を配信する

TikTok for Business公式サイト

課題に合わせたプロモーションを設定すると、自動で広告を表示してくれるのは一般的な広告配信と同じような仕組みです。

機械学習によるターゲッティングが高性能であるのが特長のようですが、このあたりはGoogleも力を入れているところですので、WEB広告各社の勝負の肝は機械学習によるターゲッティングなのではと感じます。

縦型で動画の広告配信が効果が高い

没頭して見ているため、ナレーションよりも美しい音楽による演出、ブランディング、使っているシーンが想像できる、効果や味がビジュアルとして伝わる動画広告がよさそうです。
これはInstagramなどでも同じことが言えそうですね。

また広告の視聴時間は6秒とのことなので、6秒持たせることが重要です。

フィードから広告を発信できる

これもInstagram、Facebookと同じですが、広告用の動画を動画制作会社に発注するのが難しい場合、特別なソフトや技術がなくても、フィードから動画を生成してくれます。
動きは数パターンから選ぶことができ、オシャレな音楽も好きに選んでつけることができます。

素人っぽさとリアルさ、かつ、広告であるとわかるバランスが重要

TikTokでよく見る、自然な感じの動画や、普段の場所での撮影、素人っぽさ、リアルさが長く視聴されており、ナレーションも機械音声や早送りではなく、生の人間の自然なナレーションが長く視聴されているそうです。

また、男性より女性の写真や動画、女性の声のナレーションの方が視聴率が高かったり、出演する方の魅力に左右されるところも大きいそうです。

ただし、広告であることを隠す、広告とわからないほどリアルな動画ではなく、価格をきちんと提示した方が売り上げに繋がります。

とにかくプロが作りこんだ演出より、オーガニック感、自然な感じ、素人っぽさ最重要とのことです。

基本費用は0円

このあたりはどのWEB広告も同じですが、基本料金は0円です。
予算を設定し、予算に応じて露出、クリックされた分だけの料金が発生するシステムです。

まとめ

TikTokやInstagram・Facebook、Google広告・YouTube広告、全て共通することは「広告のとび先が絶対に必要」ということです。

広告も重要ではありますが、ホームページやECサイトをしっかりと作って受け皿を作ることが必要です。
(Instagramについては、Instagram広告からInstagramのプロフィールにリンクする方法も多いですが、Instagramのプロフィールは問合わせや購入に特化したつくりではありませんので、フォロワー数を増やす目的ならよいと思いますが、ホームページやECサイトほど即効性のあるコンバージョン率は高くならないと感じます。)

広告が多様化していますが、広告のとび先が重要なことは変わりありません。広告を主体とせず、ぜひその先のサイトを使ってどう売りたいか?というプランニングをきちんと行うようにしましょう。

 

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