【2022年2月版】WEB広告は本当に効果があるのか考察

ホームページ制作やWEB戦略を扱う業者にとって「WEB広告は効果がある」というのは大前提です。
ここが揺らいでしまっては大変困るのですが、そこを敢えて疑ってみたいと思います。

本当にWEB広告は効果があるの??

まずは、WEB広告を取り巻く状況からみていきます。

Cookie(クッキー)の問題

Cookieとはブラウザでの閲覧履歴のことです。
Cookieを利用することで、例えば、カートに入れた商品を買わない場合も次に訪問した時にカートに入ったままになっていたりするなど、便利にインターネットを使う事ができます。

広告によく使われるのは「サードパーティーCookie」と呼ばれるものです。
サードパーティーCookieは、例えば、楽天で買い物をしたら他のサイトを見てもその商品の広告が表示されたり、Googleで漢方について検索したら他のサイトやyoutubeで漢方の広告が出たり…と、サイトを跨いだ情報共有に使用されます。

これが国際的に「個人情報保護の観点で問題では?」と議論になり、廃止の方向に動いています。

Google、ChromeでのサードパーティーCookie廃止を2023年まで延期 アドテク各社がコメント

この動きを受けて、iphoneのsafariではデフォルトでサードパーティーCookieをブロックするようになっています。
PCではまだサードパーティーCookieが効いているように感じますが、時間の問題かもしれません。

検索広告は飽和状態に

相変わらず「検索広告」が一番確実なのは間違いなく、以前は検索広告さえ出して置けば集客できました。

しかし、今や検索広告を出すのが当たり前となり、大手が大きな予算を入れてくる商材もありますので、私のような小さな事務所は予算面でとても太刀打ちできないのが現状です。

今後も効果が望めそうなWEB広告

  • Googleリスティング広告(検索広告)
  • テーマ性の高いブログやポータルサイトへの固定広告

「ユーザーが検索したキーワードそのものにダイレクトに広告を出す」
やはり、これがシンプルかつ最も効果が高いと感じます。
ユーザーとしても自分が求めている情報と関連性の強い広告なら歓迎なのではないでしょうか。
ただし、飽和状態で競争がとても激しいのが難点です。

また、ページの作り込みと広告のチューニングも丁寧に行わなければ結果がでませんので、大変な労力です。
広告をパッとだせばすぐに効果が出るという時代ではなくなってしまいましたが、労力をかければ効果が望めそうです。

今まで通りのWEB広告

  • インスタグラム・Facebook広告

こちらはサードパーティーCookieの影響を受けません。
投稿や登録情報、いいねやフォロワーさんとのつながり方などを分析して広告を出しますので、今まで通りのスキームとなります。

自ら発信するお祝い事や、マイホーム購入、引っ越しなどのライフイベント、イメージが重要で女性ターゲットのライフスタイル系、年齢から推測される卒業、就職などの広告には向いていますが、そうでない商材は精度が低そうです。

今後は、精度が低くなりそう?なWEB広告

  • Youtube広告

Googleが運営しているYouTubeですので、サードパーティーCookiが使えるうちは、Googleでの検索情報を基にYouTubeでも広告を表示することができましたが、今後は雲行きが怪しいです。
それでもユーザー行動を広告に活かすというのはWEB広告の根幹ですので、なんとかして失わない方向で取組みがされています(Googleアカウントにログインさせてユーザー情報を得るなど)

間違いないところでは、YouTubeの閲覧履歴や、好む番組や、登録情報に付随した広告でしたら精度は低くないと思いますが、当てはまる商材はかなり狭くなりそうです。

ターゲットをしっかり絞らず、ただ単に「知名度をアップする」という目的の選挙カー的な広告でしたら十分に効果があると思います。

今後は、あまり機能しなくなりそう?なWEB広告

  • Googleリターゲティング広告(おっかけ広告)

先述のように、Cookieが機能しなくなれば、Cookieを頼りにユーザーを追いかけて広告を表示するリターゲティング広告も機能しなくなります。

今後は「人のつながり」「リピーターを逃がさない」つながりづくりが重要に

以上のように、大きいところではCookieの問題があり、WEB広告の最大の利点であった「ユーザーの行動を把握して、興味のあるターゲットを狙い打つ」ということに暗雲がたちこめてきました。

SNS広告やYouTubeについては趣味性が高く、当てはまらない多くの商材ではターゲットの絞り込み精度はいままでより落ちてしまう可能性もあります。

今はまだCookiの過渡期で、今後Cookiにかわるシステムの開発が模索されていますが、どうなるかわかりません。
今後はWEB広告での新規集客が難しくなることが予想されますので、なんとか今のうちに新規を確保して、つながりを持つことが重要です。

こういう状況になると、今後はまたSNSが盛り返してくるのでは?と思います。
特に地域サービス系や接客系、アパレル系はSNSが必須と感じます。

まとめ

  • BtoBは検索広告かホームページのSEOに力を入れる。簡単な道のりではないので労力をかける。
  • 地域サービス系や接客系、アパレル系、ライフスタイル系、ライフイベント系、家族ターゲットはSNSが非常に効果的。