スマホページの見やすさを評価する「ページエクスペリエンスシグナル」
この6月にサーチコンソールに搭載された新指標「ページエクスペリエンスシグナル」。
ページ エクスペリエンスとは、ユーザーがホームページでの操作のしやすさ、見やすさの指標のことです。掲載されている情報そのものの価値とは別の「体験」部分の尺度となるシグナルを言います。
ページエクスペリエンスシグナル
・コア ウェブ バイタル
・モバイルフレンドリー
・セーフ ブラウジング
・HTTPS
・煩わしいインタースティシャルがない
コアウェブバイタルとは
ページエクスペリエンスシグナルの中でも特に注目されている「コアウェブバイタル」は、「LCP 」「FID 」「CLS」の3つを指します。
1)Largest Contentful Paint(LCP): 読み込みパフォーマンスの尺度。優れたユーザー エクスペリエンスを提供するには、サイトでページの読み込み開始から 2.5 秒以内に LCP を実現するようにします。
2)初回入力遅延(FID): インタラクティブ性の尺度。優れたユーザー エクスペリエンスを提供するには、サイトで FID を 100 ミリ秒未満に収めるようにします。
3)Cumulative Layout Shift(CLS): 視覚的安定性の尺度。優れたユーザー エクスペリエンスを提供するには、サイトで CLS スコアを 0.1 未満に収めるようにします。
読み込みの速さ、表示の速さに加えて、表示された際に画像が動いたり遅れて表示されたりしてレイアウトが変わることがあるとマイナスという内容です。
Googleのサイト運用補助ツールである「サーチコンソール」にて以下の評価が見られるようになりました。
適応は
ページ エクスペリエンスより関連性の高い優れたコンテンツが評価される
5月に更新されたGoogleの公式Q&Aでは、引き続き内容の方が優先されるとのことです。
Core Web Vitals & Page Experience FAQ V2.0
ランキングでは、ページ エクスペリエンスに該当する要素が平均以下であっても、総合的に優れた情報を含むページが引き続き優先されます。ページ エクスペリエンスが良好でも、関連性の高い優れたコンテンツに勝ることはありません。
もちろんコンテンツの価値が一番重要というのは不変の指標ではあると思いますが、インターネットをとりまく環境は常に進化しています。
新しい技術、新しい端末の情報を収集し、ユーザーの使い勝手を常に意識してホームページ制作を行うことが重要と感じます。