前回、HTMLの構造とSEOについて書きました。
その中で「THMLの構造は一部を除いてSEOにはほぼ影響しない」との見方が一般的になっているとの見解を紹介いたしました。
今回はその中の「影響する一部」を掘り下げたいと思います。
SEOの最重要部「metaタグ」
こちらの記事でも紹介されていますが、metaタグはとても重要です。
metaタグとはTHMLの上部に設置されている、ホームページ上には表示されないタグです。
ホームページでは表示されないですが、同じくらい重要な検索結果に表示されます。
検索結果の大きな文字が「タイトルタグ」その下の説明文が「description(ディスクリプション)」と言われるタグです。プラス、表示されないところでキーワードを羅列する「キーワードタグ」があります。
これらは、難しい知識がなくてもワードプレスなら管理画面から入力できますので、誰でも簡単に設置できます。プログラマー視点ですと、これはHTMLの構造というよりもコンテンツ制作に近い分野になります。
画像を説明する「alt属性」
現在、Googleの検索AIは画像に何が表示されているか判別することができないとされています。技術の進歩で読み取りが可能になる日も近いとは思いますが…。
今のところまだ完全ではないので、画像を説明するための「alt属性」に文字を入力することはとても重要です。
これもワードプレスの管理画面から簡単に入力することができます。
できればした方がよい「構造化マークアップ」
これは順位がアップする施策ではないのですが、検索画面での表示に有利になるようGoogleの検索AI(クローラー)に分かるようにマークアップを行うことです。
こちらの記事が参考になります。
重要なのはメタタグ・alt属性、時点で構造化マークアップのみ
この3つがHTMLの構造で確実にSEOに有効であると言われている部分となります。
特別な技術が必要なのは構造化マークアップのみですので、やはり業者ができるSEO対策は限られてきていると感じます。
Googleに嫌われるHTMLの構造
上記は「SEOに有効なHTMLの構造」でした。
しかしGoogleに嫌われる、SEOに不利なHTML構造はこれ!!というものがあります。
ページの容量が重い、表示速度が遅い
これ、実はGoogleも言及しているのです。
Googleの公式にてページの読み込み時間を測定するツールが出ています。
「あらゆるデバイスでウェブページの読み込み時間を短くしましょう」
との文字がありますね!
これはGoogleは表示スピードが速いサイトを求めているということに他なりません。
ページ読込が遅くなる原因は?
画像が多い or 圧縮せず載せている
一眼レフやスマホで撮ったきれいな写真をそのままアップしたくなる気持ちは分かりますが、画像が重いのは一番ダメージが大きいです。
不要な記述がたくさん書いてある
よくわからないJavaScript(ジャバスクリプト)やCSSの直書きなど、長い記述や不要な記述は表示速度を下げる原因になります。
複雑なモーションを付けている
おしゃれなモーションをつけるとホームページがワンランク上になったように感じますが、モーションによっては重くなってしまったり、バッティングしたり…。
モーションを付ける時にはコードを熟知した技術者にお願いするのが良いでしょう。
プラグインを大量に入れる
ワードプレスで便利なプラグイン。スマホで言う、アプリみたいなものでワードプレスの機能をいろいろと手助けしてくれます。
しかし、あれもこれもと入れてしまうと、不要な記述が増えてしまい、ページ読込速度が遅くなる原因に。ウイルスにも感染しやすくなりますので、よく吟味して導入しましょう。
まとめ
前回紹介した記事では、テンプレートによってSEOに影響はないとありましたが、表示速度の違いはあると思います。
もしSEOに強いテンプレートをお求めでしたら、表示速度の速いものを選ぶと良いと思います。