ホームページ制作に欠かせなくなったWordpressテンプレート
PCだけで静的ホームページを閲覧していた20年前と比べ、スマホやタブレットが登場し、機能の充実とプログラムコードの複雑化、ブログの標準装備など、求められることが多くなったホームページ制作の現場。
20年前のようにゼロからホームページを構築していては、時間も単価も合わなくなってきてしまっています。
そこで主流となっているのがWordpressテンプレート使用によるホームページ構築です。
Wordpressテンプレート開発で最も勢いがある最大手と言えばTCDさん。
勉強のためにTCDさんのメールマガジンを取っているのですが、今朝、こんな記事が配信されました。
SEOについてはこのブログでもE-A-Tなど、これまでも言及してきましたが、いよいよマークアップにも切り込みます。
記事にはこう書かれています。
metaタイトルのような、一部の重要な要素を除けば、HTMLのマークアップやコーディングが、検索順位に直接的に影響を与えることは少ないのです。
(中略)
SEOに強いHTML構造 = 簡単に上位表示できる、という意味でないことは、よく理解しておくべきです。
もちろん、何の知識もなくむちゃくちゃなHTMLのマークアップやコーディングをしたホームページは論外ですが、ある程度のクオリティを達成しているのであればHTMLはSEOには影響しない、大事なのはコンテンツやE-A-Tである、という見解をTCDさんでは示しています。
正直な話、マークアップもSEOに関係が無いとなると、デザインにそこまでこだわりがなく、自分でコンテンツを作ることができ、パソコン操作に慣れた人であれば、業者に依頼する意味はほぼなくなります。
ホームページ制作会社に依頼せずとも、好きなテンプレートを購入して入力すればそれなりのホームページが出来上がる時代となりました。
これからの時代のホームページ制作業者の強み
現代の時流に合わせて、ホームページ制作会社も変わっていかなければなりません。
過去のホームページ制作会社
- デザインの個性や美しさを一番の売りにしている
- 自社のマークアップやHTMLコーディングは完璧なのでSEOに強いと主張する
- デザイナー優先型で「プロが提案するものだから良いものだ」という姿勢
- ゼロから全て制作会社にお任せ。依頼者は黙って待っていてもらって、きれいなサイトを作るのがプロだという考え方。
- 運用はサーバーのメンテナンスのみ。修正は言われたところのみ対応。
現代のおすすめホームページ制作会社
- ヒアリング型で依頼者がしたいことを掘り下げ、ぴったりなホームページのあり方を提案できる
- コンテンツの制作が得意(分かりやすい文章、丁寧な取材、写真撮影など)
- ワードプレステンプレートのカスタマイズ知識が豊富
- SNSや紙媒体との連携など、ホームページ以外の集客戦略にも長けている
- SEOについての正しい知識を持っている(すぐに上位表示されない、E-A-Tの説明など)
- Google広告運用のアドバイスができる
- 全ての制作を請け負わない場合でも、柔軟に対応しアドバイスをしてくれる。(自社で構築する場合のアドバイザーや、特定コンテンツ部分だけの制作など)
- 公開後も一緒に二人三脚でホームページを成長させていくことができる
まとめ
SEOに強く上位表示されるだけがよいホームページではありませんが、HTMLをきれいに書きたい!という技術者たちの心のささえが「きれいなコードはSEOに強いから頑張るのだ!!」という信念でしたので、今やそういう時代ではないという見解はいささかショックでした。
しかし、そうであれば違うところに価値を見出さなければなりません。
時代に合わせて最善のものを提案するホームページ制作事務所でありたいと思っています。