ホームページを制作する時に気になること
ホームページを制作する時、気になることのひとつは予算ではないでしょうか。
予算の割に期待したホームページができなかった…これではがっかりです。
「ホームページの予算はいくらくらい必要ですか?」との質問には「ご予算に合わせて制作いたしますので、まずはやりたいことをお聞かせください」とお答えすることが多いです。
やりたいことやこだわりによってホームページの価格は大きく変わってしまうからです。
ホームページでやりたことやデザイン性を優先するか、予算を優先するか…。
これはホームページ制作に限らず建築業界やウエディングなどの冠婚葬祭業界でも同じ葛藤があると思います。
予算感については別途ブログ記事として書かせていただくことにして、ここでは予算にとらわれずに費用をおさえ満足度が高い「失敗しないホームページ」について記載します。
失敗しないホームページとは?
- 時代に合っている
- 言いたいことが伝わる
- Webデザインの方向性が間違っていない
以上を満たした上で、依頼者の予算に合わせてどこまでホームページの構成やWebデザインを作りこむかが重要となります。
時代に合ったホームページ
2000年初頭。まだスマートフォンが普及していなかったころ
- ホームページの閲覧はPCが主流
- ホームページのファイル形式は「html」が主流
- お知らせなどの更新業務はホームページ制作会社が担当
という時代でした。
2000年代後半には
- ワードプレス標準装備のホームページが主流に(SEOにも有利と判明)
- ファイル形式は「php」となり、「html」に比べ高度で幅広いプログラミングの専門知識が必要に
- ワードプレス(CMS)を搭載することでお知らせやブログなどの更新が依頼者の方で可能に
- ワードプレスを搭載することによりウイルスの危険性が高まり保守がより重要に
2010年代にはいると急速にスマートフォンやタブレットが普及
- PC、スマホ、タブレットなど多様なデバイスで閲覧できるホームページが求められる
以上のようにホームページを取り巻く20年の時代変化によってホームページ制作にかかる手間は大幅に膨れ上がり、求められる技術も段違いとなりました。
しかし依頼者が出資できるホームページ制作の予算が業界の事情に伴って増額されるかというとそうではありません。
一般的なホームページの予算感は2000年代からずっと「20~50万円」の間くらい「かかっても80万円まで」が主流だと感じます。(もちろんこだわりがあったり、大規模であれば数百万円かかることも珍しくはありません)
テンプレートサイトの登場
そこでホームページの予算感を実現しつつ、技術者やデザイナーの負担を軽減する「ワードプレステンプレートサービス」が台頭してきました。
テンプレートについてはまた改めて記述しますが、要は建売住宅のように大体のレイアウトが構築されていて、それをベースにオリジナルに近いホームページを制作する手法です。
テンプレートとオリジナルデザインのいいとこどりが満足感◎
テンプレートホームページは制作費を抑えられますが、どうしても出来合いの冷たい感じがしてしまいますので、デザインにこだわり予算を抑えるのであれば、
- コンテンツページは「html」で好きにデザイン
- ブログページはワードプレスのテンプレートを利用してワードプレスをカスタマイズする費用をおさえる
という手法があります。
今ご覧いただいている当事務所のホームページもその手法をとっています。
2021年4月1日 追記
2021年3月31日にホームページ全面リニューアルを行い、全てをワードプレスにて管理するようになりました。これはブログに力を入れ、ブログとTOPページを連動させるためです。
ブログを書くか書かないかでホームページのどこに力を入れるかが変わってきます。
表のホームページとブログのデザインは同じになりませんが、ブログは外部というホームページもありますから、閲覧者からするとあまり気にならないでしょう。
B2Cの職種であれば、PC版のホームページは考えずに、スマホ版のホームページだけに絞ってしまうのも手です。
スマホ用ホームページといっても、PCでは全く見れないということはないのでご安心ください。
このように、時代によってホームページに必要とされる最低限の基本的な部分やベストな方法は変化しますので、ここを抑えることが失敗しないホームページ制作の一つであると言えると思います。
言いたいことが伝わるホームページ
こちらはWebディレクションやホームページのコンセプトワークのブログ記事で書きましたが、ターゲットやコンセプトをしっかり固め、それを守ることで言いたいことが伝わるホームページとなります。
実はここが一番重要となりますので、ここに予算と時間をしっかり使うことがよいホームページを作るコツと言えます。
Webデザインの方向性が間違えていないホームページ
ホームページのコンセプトワークをしっかり行い、それに従ってホームページを制作すれば、デザインの方向性を間違えることはありません。
あとはデザイナーのセンスや作りこみでどこまで作りこむかです。
- 時代に合ったデザインか(古臭くないか)
- 使いやすいデザインか
- 依頼者の会社やお店に合った雰囲気のデザインか
- テーゲットが好むデザインか
- センスがいいか(ダサくないか)
Webデザインは無限の可能性があり、人によって感じ方が違い、確固たる正解がありません。
こだわらなければそれまでですし、こだわればいくらでも時間と費用をかけられてしまいます。
依頼者の納得感がゴールとなるかと思いますので、センスの合う話がしやすいデザイナーを選ぶとよいでしょう。
過去のホームページ制作事例が参考になります。