ホームページデザインを真似る技術

デザインのインプットとアウトプット

たまにニュースで「デザインの模倣・パクリ騒動」が話題になります。
そのままをパクるのはもちろんいけませんが、ホームページデザインは「真似る」を避けては語れません。

アートとデザインの違い

アート作品は斬新で他にはない個性的な作品が魅力的とされています。

デザインはあくまで

  • 使いやすいレイアウト
  • ターゲットが好む雰囲気・テイスト
  • 初めての人が見てもわかるような一般化された記号の使用

が求められますので、あまりに個性的や斬新すぎると使い物になりません。
ゼロから生み出す気概は大切ですが、同時に常にアンテナを張って良いホームページのデザインを吸収しアウトプットすることが必要となります。

ホームページのデザインはあくまで道具をデザインする、プロダクトデザインの一環であると考えた方がよいでしょう。

良いホームページの要素をうまく真似る

誰でも使いやすい、わかりやすいホームページのデザインをとなると、似たり寄ったりになってしまいます。

物足りないと思われる場合もあるかと思いますが、それが使いやすさに繋がりますので基本は「真似る」ということが重要です。

  • 良いサイトのレイアウトを真似る
  • ターゲットが好むホームページのデザインを真似る
  • 売れているサイトの構成を真似る

しかし、丸パクリは絶対にいけません。
そこでホームページのデザインを上手に真似る技術が活躍します。

真似るときは目に見える部分を安易に真似るのではなく「このホームページのどこがよいのか」を具体的に分析、細分化して抽出し、自社のサイトに還元するのがよいでしょう。

  1. ターゲットとコンセプトを分析
  2. 自社と一致するとみた場合に、どこの表現がターゲットとコンセプトに合っているか
  3. 色、レイアウト、構成、写真選び、文章の組み立てなど細分化して真似る

こうしたアウトプットを繰り替えすことにより良いホームページデザインの知識がたまり、ターゲットやコンセプトやによってそのホームページに合った引き出しからふさわしいデザイン案を出すことができるようになります。

もちろん個性も大変重要ですので、上記の使いやすさは抑えたうえで、メインビジュアルやキャッチコピー、モーションや導線で個性を十分に発揮しましょう!

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