OutlookでXサーバーのメール受信不具合がありました。
Xサーバーのサーバー名を入力しても知らないメールサーバー名に書き変わってしまう
「アカウントが正常に追加されました」とのメッセージとXサーバーのメールアドレスが表示されるので確認すると、このように「imaps」で始まる見覚えのないサーバー名に変わってしまっています。
何度正しい送受信サーバー名を入力しても、いつの間にか見覚えのないサーバーに書き変わってしまうのです。
これは「IMAP」という方式でメールサーバーに接続している事を意味しています。
メールの受信方式には「IMAP」と「POP」が主に使用されています。
IMAP方式ではサーバーからPCにメールをダウンロードしません。サーバーにあるメールにアクセスして読むイメージです。
POP方式は使用しているPCなどの端末が電子メールサーバーに問合わせをし、メールのダウンロードを行う方式です。PCの中にあるメールデータを読むイメージとなります。
IMAP検索フォルダーのアラートが出る
IMAP検索フォルダー
メッセージのサイズ、受信者、または差出人の条件に基づくIMAP検索フォルダーは、既にダウンロードされたメッセージに対しては有効に機能しません。この問題を解決するには、IMAP電子メールアカウントを解除して、再度追加してください。
このアラートは「IMAPはサーバーにアクセスしてメールを読む形式なので、POP方式で過去にPCにダウンロードされたメールは対象外です。」というアラートです。
POP方式を設定してもいつの間にかIMAP方式に変更され、その変更が起こるたびにこのアラートが出ていると思われます。
IMAP方式よりPOP方式の方が安定してメールを受信できるという場合もあるため、IMAP方式にいつのまにか変更されてしまうOutlookは大変困る状況となっていました。
Outlookを使用しない
本末転倒かもしれませんが、マイクロソフトのアップデートやシステムとの関連が深いOutlookでは、環境によってはこのように強制的にサーバー名が書き変わってしまう事があるようです。
Xサーバーのメールを受信するならサンダーバードがおすすめです。
サンダーバードは無料のメールソフトでシンプルで使いやすいメールソフトです。POP形式のメールを受信するのにも適しています。
まとめ
ダウンロード容量節約のため、POP方式からIMAP方式への切り替えが進んでいますが、セキュリティ的に対応していないプロバイダやインターネット接続環境が安定しない場合などは引き続きPOP方式の方がスムーズだと感じます。
アップデートが勝手にかからないサンダーバードなど独立したメールクライアントの使用も必要だと思いました。