さくらレンタルサーバーのWordPressで「このサイトで重大なエラーが発生しました」と表示された時の解決方法

WordPressで「このサイトで重大なエラーが発生しました」と表示されてしまった

サイトにアクセスすると以下のようなメッセージが表示され、管理画面にもログインできなくなってしまいました。

表示されている「WordPressのトラブルシューティングについてはこちらをご覧ください。」をクリックしても有益な情報は得られませんでした。

まずはエラーメールを確認しましょう

WordPressではエラーが発生するとエラーメールを送信してくれる場合があります。
サーバーの不具合やウイルス・スパム悪用を検知した場合にサーバーがホームページへのアクセスを遮断させている場合はサーバーからメールが届くこともあります。届かない事も多いです。

今回は幸いにも「[〇〇〇〇〇] サイトで技術的な問題が発生しています」というタイトルでWordPressのシステムメールが届きました。

こんにちは。

WordPress には、サイトでプラグインやテーマが致命的なエラーを発生させた場合に
それを検知してこの自動メールでお知らせする機能があります。

今回の場合、WordPress がテーマ☆☆☆でエラーを捉えました。

まずはじめに、ご自分のサイト (〇〇〇) を開き、
目に見える問題がないか確認してください。
次に、エラーが発生したページ (〇〇〇) を開き、同様に問題がないか確認してください。

この問題をさらに調査するにはサーバーホストに連絡してみてください。

もしサイトが壊れていてダッシュボードに正常に接続できない場合、
WordPress には特別な「リカバリーモード」があります。
これによりダッシュボードに安全にログインし、さらに調査をすることができます。

リカバリーモードURL〇〇〇・・・
サイトを安全に保つため、このリンクは1日に有効期限が切れますが、ご心配なく。
有効期限後にこのエラーが再度発生した場合は、新しいリンクをお送りします。

この問題を解決するためにヘルプを求めた場合、以下の情報を尋ねられるかもしれません。
WordPress バーション6.2.2
現在のテーマ: ☆☆☆ (バージョン 3.1)
現在のプラグイン:  (バージョン )
PHP バージョン8.1.20



エラー詳細
===============
・・・・・・・

リカバリーモードへのURLも記載されており大変たすかりました。

実は、今回の原因もこのメール内で明らかになっています。

PHPがバージョンアップされていた!

このサイトで使用しているテーマはPHPバージョン8以降では動かないものです。
本来は記事作成時の最新版である8のバージョンで動くことが望ましいのですが、世界中のWordPressサイトがそうであるように今だ7を使う事がポピュラーです。

ただこのサイトは5を利用しており、それはさすがに問題が発生したため7にバージョンアップしたばかりでした。

それがなぜか自動的に8にバージョンアップされていたのです。

手動で7にバージョンダウンを行い、無事に表示されました。

PHPのバージョンが原因ではない場合はプラグインを疑う

ホームページが真っ白になってしまったり、不明なエラーメッセージが表示される事は何度か経験しましたが、ほとんどの場合がプラグインのアップデートトラブルでした。

まずFTPでサーバーにアクセスを行い全てのプラグインをデスクトップにダウンロードしバックアップします。
バックアップが完了したらプラグインひとつづつ削除して復旧したかどうか確認します。

問題のプラグインがわかったらバージョンダウンしたものをアップします。
これで当面は復旧しますが、バージョンの低いプラグインを使用する事はリスキーですので、早急な解決策が必要です。

まとめ

さくらレンタルサーバーを使用している場合、自動的にPHPのバージョンアップがかかる事があるようです。普通は考えられないのですが…。今回の場合はそうとしか思えないトラブルでした。

とはいえいつまでもPHP7を使用しているのも問題です。まだPHP7を使用しているサイトが多いとはいえ、最新版の8に対応したサイトを制作するのが良いでしょう。

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