全てイチからオリジナルで制作するデザイナーと、ガイドラインを守った上で素材を組み合わせたり外注して制作するデザイナー
ひとくちにデザイナーといってもイチから全部自分で制作するデザイナーと、商用素材やランサーズなどをうまく使って制作するデザイナーとに別れます。
当然後者の方が制作効率がよいので案件をこなしやすく、売り上げも上がりやすいです。
しかもクライアントさんからするといいものができれば前者でも後者でもどっちでもよいという人がほとんど。
大手で絶対にありものの素材が許されない案件はそういうこともあるかもしれませんが、普通は「イチから全部あなたが作ってください!」などと言うクライアントはほとんどいません。
大手で絶対にありものの素材が許されない案件はそういうこともあるかもしれませんが、普通は「イチから全部あなたが作ってください!」などと言うクライアントはほとんどいません。
予算内でそれなりに良いものができればどうやって作ったかはこだわらないクライアントに対して「私は全部自前でデザインしているので高額な製作費がかかります」という主張は理解されにくく、限られた製作費の中で徹夜をしながら全て自前でデザインする…ということになりさらに効率が悪くなります。
全部手作りする!はデザイナー自身のブランディングの都合
パッケージやロゴなどのオリジナリティを求められる物でしたら全部をオリジナルで作成しなければならないかもしれませんが、最近ではロゴ使用OKの素材もたくさんありますし、ランサーズなどで外注をすれば複数の案から選ぶことができます。
全て自前でデザインするというのは名が知れたデザイナーや、大手などのとても大きな案件のみに求められることではないかと感じています。
デザイナー自身のブランディングとして「全てオリジナル」というのは看板になるかと思いますが、それをメリットと感じるクライアントが多いかどうかは疑問ですし、さらに「全てオリジナルだから時間がかかるので料金が高いです」といった場合、それでもオリジナルでお願いしたいですという方はどのくらいいるのでしょうか。
全て自作のデザイナーと、素材やランサーズに加えAIを使用するデザイナーの効率の差はどんどん開いていきます
素材を使ったり外注したりしているデザイナーは今後AIを使いこなしていくでしょう。すべてオリジナルにこだわるデザイナーはおそらくそのままオリジナルにこだわると思います。
仏像や木工製品、革製品などのリアルであれば機械と手仕事は差が付くとおもいますが、デジタルの世界では素材や外注、AIの差はありません。むしろAIの方が上を行くと予想されています。
デザインスキルのひとつに「AIに適切な指示を入力できるスキル」が必要になると感じます。
AIができること・できるようになるだろうこと
- ロゴの自動デザイン
- WEBや広告用の文章生成、キャッチコピー生成
- 小説や詩の生成
- イラストの自動生成
- メールの返信文章生成
- デザインからホームページソースを自動で生成する
この先、両者の差はどんどんと開いていくと思われます。
上手に売り上げをあげるデザイナーになりたければ、素材や外注、AIをつかいこなすデザイナーになることをおすすめします。
上手に売り上げをあげるデザイナーになりたければ、素材や外注、AIをつかいこなすデザイナーになることをおすすめします。