2022年夏ごろからGoogle広告の薬事法の規制が厳しくなった?
薬事法にかかる業種の方の広告状況です。
2022年7月までは表示がされていたのですが、8月に雲行きが怪しくなり、9月には0回表示となり、それからほとんど表示されなくなってしまいました。
そしてついに12月にはポリシー制約を受けてしまい、一切表示されなくなってしまいました。
「〇〇が治る!」というような攻めた内容ではないはずなのですが、病名をちょっとでも出したり、女性とか妊娠とか書いただけでアウトという感じで、規制がどんどん厳しくなっているようです。
ホームページに熱心に治療についての記事を掲載している整体院さんの検索順位が降下
上記の広告の件を裏付けるように、ホームページの順位にも影響が出ているように思います。
以下はホームページを熱心に作りこんで治療についての詳細記事を投稿しているホームページの掲載順位です。
残念ながら徐々に低下していっているのがわかります。
一般的なありきたりな内容を掲載している整体院さんは検索順位が上昇
こちらは「場所と営業時間がわかればいいです。院の名前で検索したら出てくれば十分です。」とのお話でテンプレートにてお任せいただき制作させていただいたホームページの検索順位です。
内容はお任せいただきましたので、専門的な事は書かれておらず、院長さんからのヒアリングを元にし、薬事法の範囲内で書けることだけを書いた一般的な内容となっております。
夏に一度下がりましたが、どんどん上昇しているのがわかります。
SEOのためにホームページの内容を一般的にするのがよいのか?
これは大変難しい問題だと思います。
通常の業種なら、専門性が高く、独自の分析や出展に基づいた濃い内容のサイトの方が上位に表示されるのが順当なのですが、薬事法にかかわる業種(病院、薬局、整体院など)は規制により書ける事が少ないために、書けば書くほど地雷を踏む可能性が上がってしまいます。
結果、当たり障りのない似たような内容のサイトが上位表示される傾向があるようです。
一生懸命、情報を伝えたい、院の特長や治療方針をアピールしたいと、頑張るほど順位が下がってしまうのです。
当事務所としてもとてもはがゆい気持ちでいっぱいです。
ホームページの内容を一般的なものにするか、ホームページの内容はこだわって広告で広めるかの2択
「こだわった内容、納得する内容で自然検索上位に来てほしい!」という気持ちはわかりますが、今のGoogleのポリシーではそれは難しそうです。
そうなると
- ホームページの内容を一般的な当たり障りのない内容にしてSEOを強化するか
- ホームページにはこだわって書きたいことを書いて広告で上位に表示させるか
の2択となります。
まとめ:SNSでの発信に力を入れることをおすすめします
ホームページに書きたいことを書くと順位が下がる、Google広告でも規制が厳しいとなると、FacebookとInstagramを活用するのが良いと思われます。
- SNSは地域サービスの情報発信に強い
- SNSは口コミが起こりやすい
- SNS広告は認知度アップであれば表示単価が安い傾向にある(業種によるので高い可能性もあります)
上記にプラスして、薬事法的にきわどい事を書いてもSNSでは「発言の自由」という考えが強く、規制されにくいという傾向があります。
ただ、あまり過激な事や決めつけるような書き方をするとフォロワーさんが離れてしまう可能性がありますので、その点は注意しましょう。