P-MAXキャンペーンとは
P-MAXキャンペーンはGoogle広告の新しい出稿設定方法です。
従来よりもより一層「コンバージョン=購入や問い合わせ」がしやすいターゲットに向けて広告を出稿するというものです。
P-MAX キャンペーンについて
P-MAX は目標ベースの新しいキャンペーン タイプです。パフォーマンス型広告の広告主様は P-MAX を使用することで、1 つのキャンペーンからすべての Google 広告の広告枠にアクセスできます。P-MAX は、キーワード ベースの検索キャンペーンを補完するもので、YouTube、ディスプレイ、検索、Discover、Gmail、マップなど Google のあらゆるチャネルでコンバージョンに至るユーザーを増やすのに役立ちます。
P-MAX を使用すると、指定したコンバージョン目標に基づいてパフォーマンスの向上を促すことができ、スマート自動入札を使用してチャネル全体のパフォーマンスをリアルタイムで最適化し、コンバージョン数とコンバージョン値を引き上げることができます。P-MAX では、入札、予算の最適化、オーディエンス、クリエイティブ、アトリビューションなどで活用されている、Google のさまざまな自動化テクノロジーを組み合わせています。
上記を簡単にまとめると
- 広告を見て購入したり問い合わせたりという可能性が高いユーザーに広告を表示する
- コンバージョン目的の設定が重要
- スマート自動入札を使用するので予算が多い方が有利。予算切れ、予算が少ないと、この機能を活かしきれない
ということになりそうです。
地域をターゲットとしたローカル広告的な動画広告は今後配信されにくくなりそうです。
YouTube広告が大手企業と購買行動に合ったものばかりになってしまいましたのブログでも書きましたが、2022年6月中旬くらいから、YouTube動画広告で地元の広告が一切流れなくなってしまいました。
他の方にヒアリングしてもみなさん「そういえば全然流れなくなった」とのことでした。
しかし1人だけよく飯田のお店のサイトにアクセスするという人は「特定のお店のCMだけ流れる」とのこと。
これはまさしく「P-MAX」の特徴と重なりますので、P-MAXの影響によるものと考えられます。
P-MAXは、
- インターネットでの購買行動、サイト利用履歴からの分析結果
- 検索したキーワードによる分析結果
- 性別、年齢、趣味趣向による分析結果
上記での分析結果を中心に出稿し、中でも「インターネットでの購買行動・検索行動」を重視するので、今までのような「飯田市を地域指定して、広く浅く広告を配信する」というテレビやラジオ的な広告はどうしても後回しになっていきます。
例えば、インターネットでの買い物や検索は一切しない、性別も家族構成もわからないユーザーには地元ローカル広告が流れやすいですが、そういう人はなかなかいないでしょう。
今後はターゲットが定まらない広告のやり方は通用しなくなったと言えると思います。
まとめ:P-MAXキャンペーンを踏まえたYouTube広告とは
「コンバージョン目的」「ターゲットの行動分析」をしっかり行い、目的のはっきりした広告を制作し配信する
- ECサイトに誘導して商品を購入させる
- ホームページに誘導して問い合わせさせる
- ECサイトで購入した人に商品名をさらに覚えてもらい、リピーターになってもらう
- 社名や店舗名を検索した人に、さらに名前を覚えてもらったり、店舗誘導する
- 転職などのサイトを検索した人に、転職の動画を表示させてホームページに誘導する
動画視聴中に広告が入るのは邪魔だと感じている事は変わらない
ただ、YouTube動画で広告はとても邪魔な存在であること、その場でクリックしてサイトに来てもらうのはとても難しいこと、あまつさえその場で電話をしてもらうなどの動画の視聴を遮る行動はしてもらいにくいので、気を付けて動画広告の制作を行いましょう。
予算はいままでよりもかかるようになると予想
当事務所の広告も、単価が7円から11円に増えました。
大手が増えてきたことで、この傾向は今後も続いていくのでは?と感じています。