「うちは小さいお店のホームページだし閲覧者も日に1~2人。乗っ取っても仕方ないからウイルスのターゲットにはならないでしょ」と思っていませんか?
ウイルス攻撃は無差別攻撃
国家レベルの大きな組織のホームページでもなければ、特定のサイトを狙うという事は少なく、ウイルス攻撃は基本無差別攻撃です。
その数なんと1時間に1000万回以上。
以下は当事務所へのハッキングアタック数ですが、1時間に2000万回前後である事がわかります。
ウイルス被害は目に見えない形で進行します
よくイメージされるウイルス被害
- ホームページを改ざんされて身代金を要求される
- ホームページを改ざんされてアダルト画像を表示されたり、海外のサイトへ誘導されたりする
- 真っ赤な画面になり、ホームページを見た人のPCに感染する
確かに上記でしたら、閲覧者の少ないHPを乗っ取るのは効率が悪いように思います。
現在上記のようなウイルス被害はなくなったわけではありませんが、手法が多様化してきたのと、もっと効率的に悪用する手法などがあるため、上記のようなわかりやすい被害は全体の量としてはとても少なくなってきています。
注意が必要なウイルス被害
- ホームページにこっそりとウイルスを仕込まれ、ホームページのサーバーを悪用してスパムメールを何万と送信される
- ホームページの見た目は変わりないが、ホームページを見た人のPCに感染する
これらは、ホームページ自体は問題なく表示されているのに、知らないうちに悪用されているというケースです。これが一番可能性が高いです。
まとめ
「うちは閲覧者が少ないから…」と油断せず、複雑なパスワードを設定する、PCのウイルス対策をしっかりするなどウイルス対策をしっかり行う事が大切です。