LINE公式アカウントで、
- リッチメニューをタップ
- テキスト「予約」を送信
- 「予約」に反応して自動返信したい
という設定をしているのに、なぜか自動返信されない。
実はこれ、LINE公式アカウントでかなり多いハマりどころです。
私も実際にここで詰まりました。
結論から言うと、不具合でも欠陥でもなく「設定」でした。
この記事では、
- 何が原因だったのか
- なぜそうなるのか
- どう直せばいいのか
を、実例ベースでまとめます。
やりたかったこと
やりたかった構成は、よくあるこの流れです。
- リッチメニューに「予約」ボタンを設置
- タップすると「予約」というテキストをお客様のトークとして送信
- キーワード応答で「予約」に反応
- 自動で予約案内メッセージを返信
見た目も仕組みもシンプル。
「普通に動きそう」な構成です。
起きた問題
設定自体は問題なさそうなのに、
- リッチメニューを押す
- トーク画面に「予約」と表示される
- でも自動返信が返ってこない
一方で、
- 手入力で「予約」と送ると返る/返らない
など挙動が曖昧。
この時点で「仕様?欠陥?」と疑いたくなります。
結論:原因は「応答設定」
原因は 応答メッセージやキーワードの設定そのものではありません でした。
問題だったのは、
LINE Official Account Manager の「応答設定」。
具体的には
「設定 > 応答設定」で、
- チャットの応答方法
- 応答メッセージの利用可否
この組み合わせが キーワード応答を許可しない状態 になっていました。
この状態だと、
- キーワード応答は「存在していても動かない」
- リッチメニューから送られたテキストも無反応
になります。
正直、UI的にかなり分かりづらいです。
なぜ気づきにくいのか
この問題が厄介なのは、
- キーワード応答は作成できる
- リッチメニューも正常に動く
- エラー表示は一切出ない
という点。
つまり、全部「できているように見える」。
でも裏で「応答メッセージを使わないモード」
になっていると、何も返らない。
これ、初見ではほぼ気づきません。
切り分けに使った方法
同じ状況の人は、まずこれを試してください。
- トーク画面で
自分の手入力で「予約」と送る - 自動返信が返るか確認
- 返らない → 応答設定が原因
- 返る → キーワードやテキスト内容の問題
この一手で、原因をかなり絞れます。
解決方法まとめ
今回のケースでの解決ポイントはこれです。
- 「設定 > 応答設定」を確認
- 応答メッセージが有効になるモードに変更
- 応答メッセージが「利用中」になっているか確認
これだけで、
リッチメニュー → テキスト → キーワード応答
が 正常に発火 しました。
同じ構成を作る人への注意点
LINE公式アカウントでは、
- キーワード
- リッチメニュー
- 応答設定
が 別々の場所に分かれている ため、
どれか一つズレると全体が止まります。
特に、
- 「作れているのに返らない」
- 「仕様かどうか分からない」
というときは、
応答設定を真っ先に疑う のがおすすめです。
まとめ
- リッチメニューのテキストで
キーワード応答は 正常に動く - 動かない場合、仕様や欠陥ではない
- 多くの場合、原因は「応答設定」
- エラーが出ないので気づきにくい
同じところで悩んでいる人の
時間短縮になれば幸いです。


