「WordPressでサイトを運用していたけど、更新が大変…」
「STUDIOで簡単にサイト運営したい!」
そんな方向けに、私が Xサーバー管理のドメインを残したまま、サイト本体をSTUDIOに切り替えた方法 をまとめました。
実際にやってみて気づいたポイントやつまずきポイントも書いています。ぜひ参考にしてください。
■ 今回の移行の前提
- もともと XサーバーでWordPress運用
- ドメインもXサーバーで取得(または管理)
- 今後は STUDIOでサイトを運用
- ドメインはそのまま使いたい
- サーバーは 解約してコスト削減したい
この状態からの移行です。
■ 移行の全体像(流れ)
- STUDIOでサイトを作る
- STUDIOでプラン契約、独自ドメイン設定
- Xサーバー側のDNSレコードを変更
- STUDIO側でドメイン接続確認、TLS証明書(SSL)発行
- 反映確認(数分〜72時間)
- 問題なければサーバー解約(※ドメインは残す)
ポイントは、サーバーを解約してもドメインは維持できるということ。
■ 手順①:STUDIOで独自ドメインを設定
STUDIO管理画面 → 公開 → 独自ドメイン設定 へ進み、
以下のような形でドメインを入力します。

(例)
example-site.com
すると、DNS設定で必要な Aレコード や CNAME が表示されます。
この値をXサーバー側へ登録します。

■ 手順②:XサーバーでDNSレコードを変更する
Xサーバー「サーバーパネル」 → DNSレコード設定 へ進みます。




追加・変更する代表的な設定(一般例)
| ホスト名 | 種類 | 内容(例) | 用途 |
|---|---|---|---|
| @ または空欄 | A | ※STUDIO指定IP | メインURL用 |
| www | CNAME | hosting.studio.site など | www対応 |
※ WordPress時代のAレコードは削除または上書きします。
※ MXレコード(メール関連)を変更するとメールが使えなくなるので触らないこと!
■ 手順③:SSL(TLS証明書)を発行
DNSが反映されると、STUDIO側で
「TLS証明書を発行しますか?」と表示されます。

ボタン1つで https化 完了します。
DNS反映前に押してもエラーになるので、切り替わってから実行してください。
■ 反映にかかる時間
| 早い場合 | 数分〜1時間 |
| 一般 | 1〜12時間 |
| 最大 | 72時間 |
途中は以下のような状態になることがありますが正常です。
- WordPressが表示されたり、STUDIOが表示されたりする
- 一時的な404
- デバイスごとに見え方が違う
DNSが世界中に浸透している途中のため、問題ありません。
■ サーバーを解約しても大丈夫?
結論:
Xサーバーのサーバー契約を解約しても、ドメインだけ継続利用できます。
理由:Xサーバーには契約が2種類あるため
| 契約 | 内容 |
|---|---|
| サーバー契約 | WordPress/メールを使うための契約 |
| ドメイン契約 | URLを保有する契約 |
つまり、サーバーだけ解約し、ドメインは残すことが可能。
ドメイン代のみで維持できます。
サーバー解約前に確認すること
| 質問 | YESの場合 | NOの場合 |
|---|---|---|
| 独自ドメインメール(info@〜など)を使いたい? | メール移行が必要 | そのまま解約OK |
メール利用予定がなければ、サーバー解約してコスト削減できます。
サーバーを解約しても DNS設定は維持されます。
ただし、サーバーパネルは使えなくなるため、今後DNSを編集する場合は管理方法が変わります。
■ まとめ
WordPressからSTUDIOへの移行は、やってみるとシンプルでした。
- DNS変更だけでSTUDIO公開が可能
- SSLもSTUDIO側で自動発行
- サーバー契約は 解約OK(※ドメインは残す)
- 反映には少し時間がかかるが正常範囲
更新しやすさ・見た目の美しさを考えると、
STUDIOへの移行はかなりメリットがあります。
同じように移行したい方の参考になれば嬉しいです。


