WordPressで広告計測やユーザー行動計測を行う際、特定のスクリプトを「headの最後」に入れたいケースがあります。
しかし、テーマファイル(header.php)を直接編集してしまうと…
- テーマのアップデートで上書きされる
- 誤って崩れるとサイト全体に影響
と、なかなかリスクが大きいです。
そこでおすすめなのが 子テーマの functions.php に追記する方法。
これなら、テーマ本体には一切手を加えず、SANGOを含むほとんどのテーマで安全に運用できます。
なぜheadの「最後」がいいのか?
- レンダリングを邪魔しにくい(読み込み速度が落ちにくい)
- 外部タグの依存関係を満たしやすい
- JavaScriptの実行タイミングが安定
特に広告タグや計測イベントの発火処理に向いています。
手順:functions.php にフックで挿入する
以下のようなコードを 子テーマの functions.php に追加します。
// head内の最後にコードを挿入
function insert_custom_code_to_head_bottom() { ?>
<!-- ここに計測タグや広告タグなどを挿入 -->
<script>
window.addEventListener('DOMContentLoaded', function () {
// 任意の条件(例:特定ページでのみ発火)
if (window.location.href.includes("/sample/")) {
document.addEventListener('wpcf7mailsent', function () {
// 送信イベント時の処理
gtag('event', 'conversion', {
'send_to': 'AW-XXXXXXX/YYYYYYYY'
});
}, false);
}
});
</script>
<?php }
add_action('wp_head', 'insert_custom_code_to_head_bottom', 9999);

ポイント
add_action('wp_head', … , 9999)
優先度を 9999 にすることで、 head内の一番下に近い位置へ挿入できます- 任意のタグや計測コードを自由に差し替えるだけ
| 方法 | アップデート影響 | 安全性 | 使い勝手 |
|---|---|---|---|
| header.php 直接編集 | ✕上書きされる | ✕サイト全体が壊れる | △ |
| SEO/タグ系プラグイン | ○位置は自動 | △最下部になりにくい | ◎ |
| functions.php(子テーマ) | ◎維持される | ◎局所的で安全 | ○ |
つまり…
もし「headの最下部」にこだわるならfunctions.phpにフックで追加が一番スマート
まとめ
- SANGO含む多くのテーマで安全に使える
- headの最後に入れたいコードは
wp_headフックで - 子テーマに追記すればアップデートに強い



