TCD 特別ライセンスとは
制作会社がTCDのテンプレートを使用しライアントのサイトの制作を行う際に支払わなければならないライセンス料金です。
30000円で３年間の契約となり、引き続き特別ライセンスを使用する際には３年ごとに30000円にて更新が必要です。
この記事ではTCD特別ライセンスについての解説を行っています。
業者が委託にて制作する際には必ず支払うものですので、バレるバレないの前に重大な規約違反ですので未払いで使用することはありえません。最悪訴訟にもなる可能性があります。
必ず特別ライセンスを契約し、規約を守りましょう。
WordPressテーマTCDシリーズ利用規約【特別ライセンス】
第三者のサイトを制作する時にはTCD特別ライセンスが必要です
- 制作会社がTCDのテンプレートを購入し、第三者のサイト制作行う場合
- 制作会社ではない一般の方が友人のためにサイトを制作する場合も特別ライセンスの対象になります。
- 自社のサイト制作のためにTCDのテンプレートを購入し、制作会社に制作を委託する場合も特別ライセンスが必要となります
1つのテンプレートあたり１つの特別ライセンスが必要です
- 1つのテンプレートあたり30000円の特別ライセンスが必要
- 2つ使用する場合は60000円（30000円×2ライセンス）となります
- 1業者につき1ライセンスではない（クライアントやテンプレートをまたいで特別ライセンスの使いまわしはできない）
TCD特別ライセンスは３年ごとの更新
特別ライセンスは１度購入したらそれでOKではありません。
３年で期限がきますので、更新を行うことで引き続き特別ライセンスを得ることができます。
TCD特別ライセンスを更新しなくてもサイトの公開自体はできます
ここがややこしいところなのですが、特別ライセンスはサイトの公開のライセンスではなく、業者がサイトに手を加えるためのライセンスとなります。
- 最初の特別ライセンス取得から３年後に特別ライセンスを更新しなくても、サイトの公開が差し止めになることはありません。引き続きテンプレートを使用して公開できます。
- 特別ライセンスを更新しなかった場合は、外部委託した業者がやバナーのデザインから修正、メンテナンスなど、サイトに関する一切の作業を行う事ができなくなります。
TCDからのチェックがありますし規約がありますので未払いでの使用はできません。
また、サポートを使用しないと運用に限界があるため、特別ライセンス無しでは安定したサイト公開は難しいです。
こんな時に注意が必要です
納品しなくても提案しただけでも特別ライセンスが必要となります
クライアントに提案せずに、自社で「これは本当に使えるテンプレートか？」と自社のサイトにアップして研究のために購入するだけなら特別ライセンスは必要ありません。
テンプレートを使用した実績を公開している
制作時に特別ライセンスを支払い、更新契約を結ばなかったクライアントに関しても、３年後の特別ライセンスの更新を行わない場合は制作実績として掲載し続けることができなくなります。
サイトの修正や更新だけではなく実績掲載もNGとなりますので注意が必要です。
サイトは制作していないが、ロゴやバナーなどを制作した場合は誤解を招かないような実績紹介を行う
この場合は特別ライセンスは不要ですが、TCD側からすると不審な行動となります。
当事務所も、ロゴを制作させていただいた会社さんロゴの実績から関連サイトとしてリンクを貼ったところ、特別ライセンス未払いとのご指摘を受けました。
制作をしていない旨を説明し実績からホームページへのリンクを外すことで対応いたしました。
まとめ
TCDはサポートが充実しているので、サポート費用だと思えば納得。
ネット上には「第三者が関わる以上、ずっと費用を請求するなんて横暴だ！」という声もあります。
確かに何もしないのにライセンスだけで費用を請求しているのであれば支払いたくないと思う気持ちもわかりますが、TCDはサポートが充実しています。
テンプレートのバージョンアップや不具合対応、質疑応答など丁寧に行ってくれます。
１年間10000円の契約で開発元のサポートが受け放題と考えたら、どうでしょうか？
かなり良心的な価格ではないかと思います。
高品質なTCDのテンプレートですが、特別ライセンスを３年だけの買い切りでサイトを公開し、社内で運用をするのにはハードルが高く、安全に運用を行うためには特別ライセンスの更新が不可欠と感じます。
クライアントにしっかりと上記を説明し、必要な運用費であるとご理解いただくようにご説明することが重要ではないかと考えています。
