TwitterがXに改名した影響とロゴ変更のタイミング

【2023.10月追記】Xのロゴマークが配布されました。以下のURLよりダウンロードできます。
 https://about.twitter.com/en/who-we-are/brand-toolkit

世界のアクティブユーザー数3億5000万人以上を抱えるTwitter。日本はTwitter利用者世界一と言われており、2023年現在では日本人の半数が使用している計算となっています。

イーロンマスクが買収してから、彼の独壇場となり混乱が続いています。
技術者の大量解雇から始まり、外部連携プラグインの停止、思い付きでの仕様変更、Googleのクラウドサーバー解約の影響でツイートを見る数を制限される…など、どれも予告なく突然行われ、ユーザーの不審をかっています。

長年親しまれた青い鳥のアイコンが突然「X」へ

2023年7月末にTwitterという名称を抹殺するとの発表があり、アイコンもXに変更がされました。
Xはイーロンマスクが展開しているブランド名です。

ホームページのバナーや名刺などのTwitterアイコンをXアイコンに変更するおすすめのタイミング

ロゴやサービス名の変更は簡単にできるのでまた変わる可能性もある

イーロンマスクはブランド名変更にかなり本気のようですが、制作をしている身からしますと表示されているサービスのロゴや名称を変えるという行為はとても簡単にできますが、人々に浸透したブランド名をやURLを変更することはかなり難しいです。
今は簡単にできるところだけ変更が行われていますので、また簡単に「やっぱり戻します」「やっぱり別の名前にします」という可能性も高いと感じます

「ツイート」「リツイート」など独自の名称はどうなる?そもそも浸透しないのでは?

彼の思い付きと「Xが好きだから」というだけで行われた今回のロゴ変更。
Twitterと親和性の高い「ツイート」「リツイート」という名称も変えたいようですが、良いものが思いついていないようです。

その他にもリスキーな問題が

「X」はすでにMicrosoftとMetaが商標登録しており、権利の問題があるという話があります。「X」というローマ字はすでに様々なサービスに利用されており没個性がいなめません。
さらに、看板を撤去しようとして工事許可がないと警察にとめられるようなお粗末な段取りも明らかになりました。

一番の問題はイーロンマスクの思い付きだけで変更、廃止がなされる状況だと感じます。
公式アカウントではなく彼個人のアカウントから発信がなされている危うさ。この前も突然犬にロゴを変えてまた戻したりと全てがイーロンマスクの思い付きでコロコロと変わっている不安定な状況です。このままではシステム自体が突然無くなるおそれもあると個人的には危惧しています。

一番大きな問題はURLやアプリの問題

URLやアプリを変更するのが一番大変です。現に、変更されたのはサービスロゴと公式アカウントのロゴ、ファビコンだけです。
アプリのアイコンなどの変えにくいところはまだ対応できていません。

また、URLも「twitter.com」にて運用されています。「x.com」というドメインは取得しているそうですので、変える気はあるようです。

URLが変更になったら対応する、一般に名称が浸透したら対応するのがオススメ

今のところXという名称が浸透していないのでバナーを変更しても見た人はなんのことかわからないのではと思います。

例えば「ジャスコ」が「イオン」になっても「ジャスコ」と呼んでしまうように、Twitterの名称が変更になっても通称で「Twitter」と呼んでいくのではないかと思われます。

また実務的な話では、ロゴの使用についてのレギュレーションが発表されていません。
現時点ではTwitterサポートのロゴガイドラインも鳥のロゴを配布しています。
https://about.twitter.com/ja/who-we-are/brand-toolkit
変えようにも公式からデータが配布されていない以上、デザイナーとしては動く事ができません。

Xのシステムで運用されるようになりドメインが変更になり、新しいロゴの素材が配布されてからバナーや印刷物アイコンの変更をするのでも遅くないと感じます。

まとめ

ワンマン経営者のせいでかなり不安定なTwitter社ですが、彼が参入しなかったとしても相当に偏った運営と赤字経営だったそうなので、そう遠くない未来サービス終了ということもあったかもしれません。

Twitterユーザーはお金を落とさない属性が多いので、収益化はなかなか難しいと思いますが、収益を生まないコンテンツであるなら、お金持ちのおもちゃにされても仕方ないかなと個人的には思います。

ただ、今回のロゴの変更については勇み足的な部分を多く感じています。
Twitterのコンセプトは「つぶやく」「さえずる」というもので、ロゴの鳥も含め非常によくできています。口に出して言いやすいのも素晴らしいです。
約18年にわたり多くの人々に愛されてきた名称やコンセプトを変えるのは並大抵のことではありません。

ロゴは簡単に変えられますが、人の心や考え方は簡単には変えられません。

個人的な考えになりますが、Twitterという名称やロゴは今後も愛されていくとおもいますので、イーロンマスクの言う事を聞いてわざわざ変える必要もないと思っています。
ホームページやパンフレットのロゴを変えないからってイーロンマスクから文句を言われるわけではありません。
私はこちらの方が好きなので、でも、こちらの方がみなさんになじみがあるので、でも、一般に浸透するまで、好きに掲載して良いと思っています。

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