Googleアドセンスブログとは
簡単に言いますと「広告が出るブログ」です。広告はGoogleが出しています。
ブログを立ち上げてGoogleの審査に通れば誰でも収益化することができます。
今、見ていただいているこのブログも収益化しています。
「YouTube」と「googleアドセンスブログ」の収益を比較
タイトルでは「儲かる」としていますが、単純に収益率の違いに焦点を当てた内容になっています。
当事務所はYouTubeとブログの両方を収益化していますので、2022年5月の売り上げを比較してみました。
YouTube
15.7万回再生。再生時間1210時間で推定収益が12.62ドル。
今のレート(1ドル130円)で日本円に換算して1640円ほどです。
Googleアドレスブログ
収益化したブログを2つ運営していますが、真ん中の趣味のブログの数値を見てみましょう。
1か月で6812ページビュー。クリック数107回。収益額は1527円です。
ブログの内容としては、あまり力が入ったものではなく、写真がメインで構成されています。
この程度のクオリティでも月に1500円ほどの収益になりました。
飯田市情報ブログ
YouTubeでバズりやすい短い動画の利益率はとても悪い
- YouTube…約16万回再生されて1640円(100時間再生で約1ドル、1時間再生が1円を切る)
- 収益化ブログ…広告107回クリックで1527円。いかがでしょうか??
個人的にはブログの方が儲かりやすく、収益を上げる難易度にかなりの差があると感じました。
円安の影響もあるのでしょうが、1時間再生で1円を切る計算では…やりきれません。
YouTubeとGoogleアドセンスブログのメリット・デメリット比較
やってみて、YouTubeは収益化するまでの苦労やデメリットが多いと感じました。相当頭をつかって、時間をつかって、根気よくやらないと収益にはつながりません。
動画の制作は「手間がかかる・お金がかかる・制限が多い」の三重苦
許可の下りた場所で撮影→編集(面白く構成する、テロップを付ける、映り込みを処理する、BGMをつけるなど)→YouTubeの審査→公開→コメントへの返信、スパムコメントの管理、撮影した動画のデータ管理…とかなりの手間がかかります。
YouTubeの裁量で急にアカウント停止されてしまったり、収益化の権利をはく奪される事も珍しくありません。
動画を制作するための費用の面でも
- ビデオカメラやマイクなどの撮影機材(スマホでも可能ですがやはり機材の差は出ます)
- BGMや素材を購入しないとならない時もある
- 編集用のソフトにこだわるなら有料になることもある
と、よっぽど動画編集や撮影が好きだったり、資金に余裕がないと負担が大きいです。
一方ブログは「写真を撮る→文章を書く →公開」で終わりです。
特に審査もありませんし、第三者機関にブログを削除されてしまう事もありません。
費用の面でも
- 写真や動画はスマホで十分
- 写真の加工はスマホアプリで十分
- 写真データはビデオより容量がものすごく少ないので大容量の外付けHDDをいくつも使う必要はなし
と、とてもお手軽です。
ブログはSEOの知識さえあればかなり手軽に形になります。
YouTubeは一生懸命動画を作ってもバズらないと話になりません。また競争相手が多く、すでに人気の分野で勝負に勝つのは至難の業です。運も必要でしょう。
一方、ブログはSEOの知識があれば上位表示を狙う事が可能です。自分の力で切り開きやすい仕組みです。
YouTubeは、ヒット作を作り続けなければならない
また、YouTubeで収益を得続けるためには動画を作り続けなければなりません。
半年間活動のないチャンネルは収益化を取りやめにされてしまう事もあります。
ブログはマイペースでも過去の記事がアクセス数を支えてくれます。
バズると大きいのはYouTubeですが、登録者が増えない場合は、一過性で終わることも。
ヒカキンさんクラスのYouTuberなら過去の動画が継続して見られることもありますが、一般の無名YouTuberはもし1つの動画がバズったとしても、それで終わってしまうことも多々ありますので、そうならないよう、YouTubeを入口にした別の稼ぎ方のプランニングが不可欠です。
ブログは1つの記事がバズると、サイト全体の価値がアップし、過去の記事でも検索順位があがり、ゆっくりなペースでも安定した収益が出ます。コツコツと隙間時間にやったことが積み重ねが財産になりやすいのはブログの方だと感じます。
まとめ
- 副業としてお金を稼ぎたいならYouTubeは向かない。YouTubeから別の収益方法を考えなければ成り立たない。
- ブログの方がコツコツとやるには向いています
1か月間16万回再生で1600円という衝撃的な収益率をたたき出したYouTube。
一般の方で1か月に10万回再生を超える方がどれくらいいるでしょうか…。
動画の制作は思ったよりも時間、手間、お金がかかり、技術も必要で、YouTubeの審査は厳しく、見る方のリテラシーも高くなっている中で、本当に苦労ばかりが多くお金にならないコンテンツだと痛感しています。
趣味で動画公開を楽しみ、あとで収益が付いてくるような考え方なら良いと思いますが、もしお金目的でYouTubeをやられるのであればお勧めはいたしません。