Googleマップで「座標を中央に固定し、マーカーもズレずに表示する」埋め込み方法(STUDIO対応)

Googleマップをサイトに埋め込むとき、
「指定した座標が中央にこない」「マーカー(赤いピン)がズレる」
という問題がよく起こります。

実はこれ、Googleマップの仕様によるもので、
普通に取得した埋め込みコード(iframe)では
中心点とピンの位置が必ずしも一致しない ためです。

この記事では、
座標を中心に固定し、マーカーも完全に一致させる安定した埋め込み方法
をまとめます。
STUDIOでもそのまま使えます。


なぜズレるのか?

Googleマップは以下の2つを別々に扱っています。

  • 地図の「中心点」
  • ピン(マーカー)の「座標」

通常の maps?q=lat,lng
通常の「埋め込みコード」では
Google側が“最適化”として位置を自動補正するため、
中心がズレたり、マーカーが左に寄ったり します。


解決策:中心点とマーカーを同じ座標で「強制一致」させる埋め込み形式を使う

最も安定するのが
pb パラメータを使ったプレイス固定形式

この形式は、

  • 中心点
  • マーカーの位置
    をどちらも 指定した座標のまま固定 できます。

さらに STUDIO 埋め込みにも完全対応。


実例:東京駅(35.680921, 139.765283)を中央に固定して埋め込むコード

下記をそのまま iframe として貼り付けると、
中央=東京駅、マーカー=東京駅 に正確に一致します。

<iframe
  src="https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d4145.0800000000004!2d139.765283!3d35.680921!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f15!3m3!1m2!1s0x0%3A0x0!2zMzXCsDQwJzUxLjMiTiAxMzljNDUnNTMuMCJF!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v000000000000"
  width="600"
  height="450"
  style="border:0;"
  allowfullscreen=""
  loading="lazy">
</iframe>

コードのポイント

  • 2d139.765283 → 経度
  • 3d35.680921 → 緯度
  • 0x0:0x0 → Googleに「この座標そのものを地点として扱え」と指示
  • マーカーと中心点が同じ座標になる
  • Googleの自動補正が入らない
  • STUDIOでもエラーなしで動作

ズームの調整も簡単

上記の 4f15 がズーム値です。

  • 16 〜 17:より近く
  • 14:少し広め
  • 12:かなり広い範囲

などに変更できます。


まとめ

Googleマップを埋め込むときに中心がズレるのは、
Googleが自動補正をかける仕様が原因です。

しかし、
pb 形式で地点を固定し、中心点とマーカーを同じ座標に揃える
ことでズレを完全に防ぐことができます。

STUDIOなどのサイトビルダーでも問題なく使え、
マーカーの位置もきれいに中央に表示できます。

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