フリーランス新法成立!フリーランスが準備すべきこと 雑談動画

 

以下、概要です。

フリーランス新法が成立!

早ければ2023年内、遅くても2024年には施行される。

B to B 取引でフリーランスに委託する
委託者が守らなければならない

事業者だけでなく、フリーランスに依頼をするフリーランス自身も守らなければならない

大きな点は以下の3つかなと思います

①条件をメールやチャットなど書面等で事前に提示
業務の内容、報酬額、支払期日、支払方法
成果物の内容、納期、検収 など

②提示した内容を依頼主が勝手に変えられない

③納品から60日以内に支払いを完了させなければならない

フリーランス新法に違反すると、公正取引員会や中小企業庁長官、
厚労大臣などが助言や指導、報告徴収・立ち入り検査、勧告、公表、命令できると
されています。
また、命令違反や検査拒否などに対しては50万円以下の罰金に処すとされています。

私の目線でお話させていただきます。

まず①、これがすごく大きい!

まず、依頼内容をメールやチャットでして欲しいというのは
ずっとお願いしてきたこと
これが、法律で決まってますから、と言える

しかし、実際に、メールやチャットでくれる業種ばかりではないし
そこまでいる?みたいな細かな案件も多いのが現実

飲食店さんなどの現場仕事の方やパソコンを持ってないという人もいらっしゃる
電話で簡単に済むから助かる!というのもメリットだったわけです。

案件で言えば、例えば、以前作ったチラシを日付だけ修正で入稿して欲しい、
ホームページのほんのちょっとした修正、
ホームページのバグなどで急ぎの修正とか

飲食の方が「急ぎで値段を
それも、ああ、書面で~
業務の内容、報酬額、支払期日、支払方法
成果物の内容、納期、検収、 全部キッチリ書いて送ってください!

って言えます??というか言います??
いままで電話一本で済んでたのがですよ。
とんでもない手間です。

そんなこと言ったら、
わかりました・・・といったまんま依頼が来ないか、
依頼が手間になると社内のスタッフでできるようにしたいから
ちょっと無料で教えてくれない??と言われたりもしますから
フリーランスとしては依頼が手間になるのはとても困るわけです。

ただ、これって結局、依頼者に守ってねというもので
受ける方には守る義務はないので、受ける方が「電話でも全然いーですよ!」
となればいいんじゃないかと。
おまえ、電話で受けたな!!とはならないんじゃないかと。

電話でも信頼できる常連さんは全然電話でもいいんですが、
私は幸いあったことないけど世の中には
電話で依頼して何度も内容を変えたり、あれもこれも口約束して
結局いらない、頼んでない、こんなこと言ってない、高い・・・等々、言うクライアントさんもきっといらっしゃる。

なのでメールなどで残すのは必要。

この手間を少なくするには2つの方法があると思います。

1つはお得意様でPCがつかえるような方には、フリーランス側でフォーマットのメールフォームを用意し、依頼の時にはこれに入力してください、とお伝えしておく。そのあと見積もりをして契約完了とする。
2つめ、PCが苦手、メールも打つのが苦手という方には、フリーランス側で依頼内容を整理して見積もり書に記載し、メールかチャットで送り、相違なければ着手しますという流れにする。

あと番外で、今まで通り電話や、最低限、簡単なメールやチャットで受ける。
でもできるだけ電話ではなく、メールやチャットやLINEで依頼内容、納期、金額は見積もりに準ずる、という内容のものを送ってもらう。

全部にきちんとした書面交換は無理です。
インボイスでただでさえ事務が増えて大変なのに、案件すべてに契約も全部書面で用意してなんてしてたら
新法が守ってくれるどころか、雑務で寝れなくておかしくなります。

なので、最低限、メール、チャットでのやり取りが必須になります!!
見積書に金額だけじゃなく、納期を記載すればかなり新法の内容に近くなりますし、
特に新法にある項目を満たしたメールフォームを用意しておくのはかなりいい案だと思いますよ。
まだ項目どうなるか分からないですが

金額のところは見積もり通りにいたします。見積もりを確認しました。という項目にしておいて。

フリーランスは弱い立場ということで、
あくまでもフリーランスを守ろうという法律なので。
だけど、うちは電話だけで依頼OK!とおおっぴらには宣伝できないですよね。
労働基準法みたいなもので。僕は残業しまくります!ブラックといわれても構いません!って大声で言わないのと同じ。

あと、依頼者としてはちゃんと法に則った依頼をしないと
万が一あとでフリーランスに訴えられたらたまったもんじゃないですよね
だからある程度ちゃんとした依頼をしたいと思ってくれるように思います。

②について
変更、取り消し、効かなくなります。
もちろん、受けるフリーランス側の責任も重くなります。

ただ、途中で色々追加になる案件って結構あって・・・
そういう時どうしたらいいんでしょうか
追加されるたびにメールで契約を変更するって感じですかね
見積もりをちゃんとする

いよいよとなったら法律があります!って言えるのは心強いですね。
今までは仕様が変わったことで採用されなかったけどどれだけたくさんのデザインをしたか、
あまりに多い場合は全部提示していました。

③納品から60日以内
これも助かります!納品からにしてくれてるのがありがたい。
末締めにしているフリーランスは納品したら即請求書を送る形に変更を迫られるでしょう。
1日に納品して31日に請求書が来たら、もう30日経過してますからね。
納・即・請求!

今まで納品したらすぐ請求というのがなんかちょっとと思ってたけど
これで心置きなく対応できるように思います

なので、メール、チャットで請求書を送ることが必須になります!!
事務員さんがいれば別ですが、ひとりでやってるのに、毎回印刷して切手貼って、宛名書いてポストに行ってなんてしてられないです。

でもこれも、お得意様に締め日の関係で~など言われたら
なかなか言えないでしょうね。
ただ、支払いが遅れているところに、法律で決まってますのでと言えるのは
やっぱり心強いです。

フリーランス新法を受けて
フリーランスが準備しとくといいこと

①新法に準拠した依頼メールフォーム作成
②納品したらすぐにメールで請求書を送る
③パッケージサービスが有利になるのでは?

細かい事は詰めていくそうですが、フリーランスを守るはずの新法が
雑務が増えてフリーランスを苦しめたり、
面倒だからと発注が減ってしまったりしないように
しっかりと整えて、整えていないフリーランスに差をつけるくらいの気持ちで
ビジネスチャンスだというくらいの気持ちで、改革をしていきたい

 

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