ECカートの選ぶ基準。「Google広告で売るか?」「Instagram広告で売るか?」が大きな分かれ道!
まずECカートを選ぶ前に「誰に何をどうやって売るか?」が重要になります。
もっと言えば「誰に何をどの媒体の広告で売るか?」を固めなければなりません。
2022年現在、ネット広告は「Google広告」「Instagram広告」の二大勢力に分かれています。
Google広告とInstagram広告の大きな違いは「ユーザーが能動的か受動的か」という点です。
Google検索はユーザーが自分の意志で検索をするので能動的、Instagramはなんとなく投稿を眺めている中での出会いとなるので受動的となります。
必要性が高い商品、指名検索商品、ある程度知名度のある商品はGoogle広告
「欲しい、必要だと思って自分から検索している商品」ですので購買確率は高くなります。
ただし知名度の低い特殊な商品は検索自体がされていない可能性もありますので、Google広告でキーワードプランナーを使用し、キーワードのボリュームを確認することが必要になります。
また順位がはっきりとつきますので、競合が強かったり、価格比較などで負けてしまうというハードルもあります。
趣味性の高い商品、ファッショナブルな商品、衝動買いしそうな商品、知名度の低い商品はInstagram広告
Instagram広告はなんとなく眺めているタイムラインに表示させる広告です。
Google検索広告と違い購買意欲は高くはありませんが、趣味趣向を分析しその商品を好みそうなターゲットに表示することで、出会いを得る事ができます。
知名度の低い商品でも写真やデザインさえよければ衝動的に購入してもらえる可能性があります。
Google広告で売るならおすすめの無料ECカートは「おちゃのこネット」
Googleのユーザーをターゲットにするなら、以下が無料でできる「おちゃのこネット」がおすすめです。
- ランディングページ(フリーページ)の作成
- カテゴリーページのカスタマイズ
- TOPページのカスタマイズ
①と②ができると検索広告のコンバージョン精度がアップします
例えば「マグカップ」をGoogle検索広告で販売したい時、ショップでは数種類のマグカップを取り揃えている場合が多いと思います。
一つ一つの商品に検索広告を設置するのはキーワードがかぶってしまい大変効率が悪いです。
そんな時は検索広告のリンク先にマグカップのランディングページを設置して各商品を紹介するか、商品カテゴリーページの上部をカスタマイズしてランディングページにすることで、検索広告のコンバージョン率を向上することが狙えます。
②と③ができるとSEOで上位表示されることが期待できます
Google検索広告ではページの質も重要です。ページの質がよければ自然検索も上位に表示されやすくなります。
カテゴリーページの上部カスタマイズやTOPページのカスタマイズができれば、検索対策をしっかりと施す事ができます。
おちゃのこネットは若干デザインが古め
Googleで販売するにはかなり高ポイントのおちゃのこネットですが、テンプレートのデザインがやや古めの印象です。
とはいえ、最先端ではないというだけで十分なレベルではあると感じていますし、親しみがありどの世代にも使いやすいという点ではかなりよいテンプレートが多いと思います。
Instagram広告で売るならおすすめの無料ECカートは「ストアーズ」
Instagram広告で販売するなら、Instagramとの連携ができる「ストアーズ」がおすすめです。
ストアーズは無料プランではランディングページが作れない、カテゴリーページのカスタマイズもできないのでGoogle検索での販売は不利ですが、Instagramで販売したいならInstagram広告との連携ができるのが何と言っても強いです。
Instagram広告はGoogleショッピング広告のように、商品ごとの広告が出てそこから直に商品ページにリンクする形式ですので、その導線ならランディングページは必要ありません。
ただし、商品ページの作りこみは必要となります。
テンプレートデザインがすっきりとしておしゃれ
Instagramと連携しているだけあり、テンプレートはどれもすっきとしてオシャレな印象です。
アパレルやファッション関係、ハンドメイド系や、若い人をターゲットにしたECサイトにはピッタリかと思います。
wixにもカートがついていますがおすすめできません。
専門知識がなくても無料でホームページが制作できる「wix」でホームページを持っている方も多いかと思います。
wixにも有料ではありますがECカート機能がついています。
本来であれば、公式サイトと販売サイトはひとつにしてしまった方がSEOで有利なのですが、wixのECカートは以下のような広告の点での致命的なデメリットを経験しましたのでオススメできません。
- 広告AI学習のキモと言えるコンバージョンタグがうまく動かない
- Googleマーチャントセンターとの連携がうまくいかず、Googleショッピング広告出稿がうなくいかない。
まとめ
無料のECカートは様々ありますが、機能は正直似たり寄ったりです。
今回は、広告から販売するという切り口でおすすめの無料ECカートの紹介と比較をしてみました。
実際、ECショップをオープンしても広告をしないとなかなか売れない事を考えると、広告を含めどう売るか?どのカートなら販売しやすいか?ユーザーに届きやすいか?から逆算してカートを選ぶのも一つの考え方かと思いますので、ご参考になれば幸いです。