E-E-A-Tとは?「自分ではなく、相手からどう見えるか」で考えてみよう

SEOについて調べていると、よく出てくる言葉のひとつに「E-E-A-T」があります。
E-E-A-Tは、次の4つの言葉の頭文字です。
- Experience(エクスペリエンス)=経験
- Expertise(エクスパティーズ)=専門性
- Authoritativeness(オーソリタティブネス)=権威性
- Trustworthiness(トラストワージネス)=信頼性
少し難しく見えますが、ポイントは、「自分は経験がある」「自分は専門家だ」「自分は信用できる」と自分で思っているだけでは十分ではない、ということです。ホームページを見る人から、「なるほど、この人は経験があるんだな」「この分野について詳しいんだな」「この人なら安心できそうだな」と思ってもらえる『客観的な材料』があることが大切です。
整体院を例に考えてみましょう。
1.Experience(エクスペリエンス)=経験
これは簡単に言えば、実際に経験してきたことです。整体院であれば、「長年施術をしています」「たくさんのお客様を施術してきました」という経験そのものは大切です。
ただし、「私は経験豊富です」と書くだけでは、ホームページを見る人には本当かどうか分かりません。
たとえば、
- 開業して何年になるのか
- どのような施術を行ってきたのか
- 日々どのような仕事をしているのか
- 実際の院内や施術の様子
などが事実ベースでしっかりと掲載されていれば、経験がより具体的に伝わります。ここで重要なのは理論ではなく、実際に行っていることが重要だといことです。
つまり、Experience=「私は経験豊富です」ではなく、経験が伝わる客観的な事実証拠と考えると分かりやすいでしょう。
2.Expertise(エクスパティーズ)=専門性
次は専門性です。整体院であれば、
- 保有している資格
- 学んできた分野
- 専門としている施術
- 身体についての詳しい解説
- 専門知識を活かした情報発信
などが専門性を伝える材料になります。ここでも大切なのは、「私は身体について誰よりも詳しいです」と自分で言うことではありません。読む人が内容を見て、「きちんと知識を持って説明している」と判断できる判断材料(肩書など)が大切です。つまり、Expertise=「私は詳しいです」「私の理論ではこうです」ではなく、専門性を裏付ける客観的な根拠です。
自分はこう考えてやってきて結果も出してる=専門性があるとはならないのがポイントです。
3.Authoritativeness(オーソリタティブネス)=権威性
「権威性」という言葉は少し分かりにくいかもしれません。簡単に言えば、「その分野の人として、外部からどのように認識されているか」ということです。
たとえば整体院なら、
- 国家資格や公的な資格
- 所属している団体
- 他の専門家からの紹介
- メディア掲載
- 書籍や専門媒体での紹介
- 地域や業界での活動実績
- 受賞歴
などが考えられます。ここでポイントになるのは、「私はこの分野の第一人者です」と自分で言うだけでは、権威性にはならないということです。第三者から見ても、「この分野で活動している人なんだな」と確認できる情報があることが重要です。つまり、Authoritativeness=「私は権威です」「第一人者です」ではなく、外部からの認知(肩書など)と考えると分かりやすくなります。
「私は独自の施術をしてるのでそういうものはないが治してきている」「そういった肩書は国家資格しかないが、国家資格を出すのではなく自分の理論ですごさを知らしめたい」「権威はなにもわかってない。私は権威と戦いたい。」というのはSEOの話では結果がでにくい方向性となります。
4.Trustworthiness(トラストワージネス)=信頼性
最後は信頼性です。実はE-E-A-Tの中でも、とても重要な部分です。
整体院であれば、
- 誰が運営しているのか
- どこにあるのか
- 料金はいくらなのか
- どのような施術を行うのか
- 問い合わせ先が明確か
- 大げさな表現をしていないか
- 掲載されている内容に根拠があるか
など、さまざまな情報が信頼につながります。
たとえば、「絶対に治ります」「どんな症状でも改善できます」「他の治療はすべて間違っています」などと強く言い切っていても、それを裏付けるものがなければ、見る人が安心するとは限りません。むしろ、「なぜそう言えるのだろう?」と思われる可能性もあります。つまり、Trustworthiness=「私は信用できます」ではなく、相手が安心して信用できる材料・基本情報がしっかり揃っているか?法律を順守しているか?です。
しかも整体院の場合は「治るように思わせる」「特定の症状が治るように思わせる」「他の院を批判し、自分の方が優れていると思わせる」ような表現は法令に違反します。強く言い切ってないからOKとはなりません。
大切なのは「自分がどう思うか」ではなく「どう見えるか」
E-E-A-Tを考えるときに、一番大切なのはここです。
たとえば、「自分には20年の経験がある」「自分は専門家だ」「自分の施術は素晴らしい」「お客様からも信頼されている」と本人が思っていたとしても、それだけではホームページを初めて見る人やGoogleには本当かどうか分かりません。本人が言ってるだけの可能性も捨てきれないからです。大切なのは、そのことを、第三者が確認できる状態になっているか、ということです。
これは整体院に限りません。工務店でも、士業でも、美容室でも、飲食店でも同じです。自分たちがどう思っているか、ではなく、初めてホームページを見た人から、自分たちはどう見えているのか。一度そこから考えてみることが、E-E-A-Tを理解するうえで大切です。
E-E-A-Tがあれば必ず検索順位が上がるわけではありません
もうひとつ注意したいのが、「E-E-A-Tがそろっていれば、Google検索で必ず上位になる」というものではないことです。
Google自身も、E-E-A-T自体はランキングに直接影響する要因ではないと公式に説明しています。ただし、E-E-A-Tが優れているコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使うことは有効だとしており、特に人の健康や安全、経済的安定に大きく影響しうるテーマ(Googleが「YMYL」と呼ぶ領域)では、E-E-A-Tが優れたコンテンツを特に重視するとも説明しています(出典は記事末尾)。
つまり、E-E-A-Tは、4項目にチェックを入れればSEOが成功する、という単純な仕組みではありません。だからこそ、「自分はE-E-A-Tが全部そろっているから大丈夫」と考えるのではなく、「検索する人から見たときに、経験・専門性・権威性・信頼性がきちんと伝わっているだろうか?」と考えることが大切だと思います。
E-E-A-Tとは、自分を高く評価するための言葉ではありません。自分たちのホームページを、一度“外から見る”ための考え方。そのくらいに考えると、分かりやすいのではないでしょうか。
そして、E-E-A-TはSEOのためだけの考え方ではないと思います。検索順位を意識するかどうかにかかわらず、初めてホームページを見た人が「信頼できそうだ」と感じられるかどうかは、そのまま問い合わせや来店につながる話です。SEOをそれほど意識していないサイトであっても、E-E-A-Tの視点を持っておくことで、分かりやすく、信頼感のあるサイトに近づいていくと思います。
参照した情報源
- Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」(E-E-A-Tはランキングに直接影響する要因ではないという説明、YMYLについての説明):https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/creating-helpful-content?hl=ja

飯田市でホームページ制作・広告運用をサポート|デザインスタジオiR
牧内理恵
まきうちりえ
飯田市在住、広告制作歴20年以上。これまで200名以上のクライアント様と向き合い、100件以上のサイト制作を手掛けてきたデザイナー兼エンジニアの牧内理恵です。御社の強みを引き出し、業績アップに繋がるWebサイト・ネットショップ・販促ツールをご提案します。拠点とする長野県内はもちろん、全国各地からのご依頼にも柔軟に対応しております。
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長野県飯田市を拠点に、ホームページ制作やECサイト構築、Web運用のトラブル解決を承っています。20年以上のキャリアで培った「伝わるデザイン」と「確かな技術」で、御社の業績アップを支えます。飯田・下伊那エリアはもちろん、全国からのオンライン相談も大歓迎です。
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